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名前が<サ>ではじまる植物の解説
サイハイラン(ラン科)
山地の日陰に生える多年草です。茎のもとには丸くて白いりん茎があり、ハランを小さくしたような形の葉を1〜2枚りん茎の上から出して地面にふせています。6月ごろ葉の横から40cmぐらいの花茎を出して、穂のようになった淡紫褐色の花を15〜25個つけます。この名は、花のつき方が采配に似ているのでつけられたようです。
山地の日陰に生える多年草です。茎のもとには丸くて白いりん茎があり、ハランを小さくしたような形の葉を1〜2枚りん茎の上から出して地面にふせています。6月ごろ葉の横から40cmぐらいの花茎を出して、穂のようになった淡紫褐色の花を15〜25個つけます。この名は、花のつき方が采配に似ているのでつけられたようです。
サカキ(ツバキ科)
常緑樹で、本州中部以南に分布しており、西日本に多く見られます。一年中葉が緑色であることから、めでたい木とされ、枝葉は、神事に使われます。このことから、神社のまわりにはよくサカキが植えられています。枝の先端についている冬芽は、細長く弓なりに曲がっていることや、葉が厚く縁にきょ歯がないことが特徴です。材は、緻密で強じんなので、床柱、道具の柄、天秤棒などに使われます。
常緑樹で、本州中部以南に分布しており、西日本に多く見られます。一年中葉が緑色であることから、めでたい木とされ、枝葉は、神事に使われます。このことから、神社のまわりにはよくサカキが植えられています。枝の先端についている冬芽は、細長く弓なりに曲がっていることや、葉が厚く縁にきょ歯がないことが特徴です。材は、緻密で強じんなので、床柱、道具の柄、天秤棒などに使われます。
ササユリ(ユリ科)
葉がササのような形をしたユリの仲間です。8月ごろに白い花を咲かせます。一般には、ヤマユリと呼ばれていますが、本当のヤマユリはもう少し大型の別のユリです。
葉がササのような形をしたユリの仲間です。8月ごろに白い花を咲かせます。一般には、ヤマユリと呼ばれていますが、本当のヤマユリはもう少し大型の別のユリです。
サネカズラ(マツブサ科)
林内や林縁に生育する常緑樹です。昔は、この枝の皮のしぼり汁を水浸して、頭髪を整えたり洗髪などに使ったことからビナンカズラとも呼ばれています。果実は10〜11月ごろ赤く熟します。
林内や林縁に生育する常緑樹です。昔は、この枝の皮のしぼり汁を水浸して、頭髪を整えたり洗髪などに使ったことからビナンカズラとも呼ばれています。果実は10〜11月ごろ赤く熟します。
サラシナショウマ(キンポウゲ科)
薄暗い林内などに自生する多年草です。7〜8月ごろ、まっすぐ伸びた長い花茎に白い小さな花をたくさんつけます。別名ヤサイショウマとも呼ばれ、若葉を食用にすることもあります。
薄暗い林内などに自生する多年草です。7〜8月ごろ、まっすぐ伸びた長い花茎に白い小さな花をたくさんつけます。別名ヤサイショウマとも呼ばれ、若葉を食用にすることもあります。
サルトリイバラ(ユリ科)
木質のツル植物で、トゲがあります。葉のつけ根に巻きひげがあり、ほかの植物にからみついて伸びます。初夏に黄緑色の小さな花を咲かせ、秋に紅色の丸い果実をつけます。この鋭いトゲに引っかかるとサルでも身動きが取れないという意味で、「猿取り茨」とこの名前がつけられたようです。柏の木が自生しない出雲地方では、サルトリイバラの葉がかしわもちの葉の代用として、よく使われています。
木質のツル植物で、トゲがあります。葉のつけ根に巻きひげがあり、ほかの植物にからみついて伸びます。初夏に黄緑色の小さな花を咲かせ、秋に紅色の丸い果実をつけます。この鋭いトゲに引っかかるとサルでも身動きが取れないという意味で、「猿取り茨」とこの名前がつけられたようです。柏の木が自生しない出雲地方では、サルトリイバラの葉がかしわもちの葉の代用として、よく使われています。
サルナシ(マタタビ科)
初秋には、甘くておいしい実をつけるつる性の落葉木です。市販されているキューイフルーツとは近縁で、実を輪切りにすると中身はよく似ています。また、よく熟した実を食べると味も似ていることがわかります。
初秋には、甘くておいしい実をつけるつる性の落葉木です。市販されているキューイフルーツとは近縁で、実を輪切りにすると中身はよく似ています。また、よく熟した実を食べると味も似ていることがわかります。
サワグルミ(クルミ科)
谷合の代表的な樹種であり、ガケ崩れや洪水などの不安定な状態にある土地にもよく見られます。クルミと名のつく木はほかに、オニグルミ、ノグルミなどがあり、葉をみただけでは見分けるのが難しいでしょう。サワグルミの樹皮は、染料や薬用に使われています。
谷合の代表的な樹種であり、ガケ崩れや洪水などの不安定な状態にある土地にもよく見られます。クルミと名のつく木はほかに、オニグルミ、ノグルミなどがあり、葉をみただけでは見分けるのが難しいでしょう。サワグルミの樹皮は、染料や薬用に使われています。
サワフタギ(ハイノキ科)
あまり特徴のない樹木です。サワフタギとは、沢の上におい繁り、沢をかくすことからつけられたようです。
あまり特徴のない樹木です。サワフタギとは、沢の上におい繁り、沢をかくすことからつけられたようです。
サワラ(ヒノキ科)
ヒノキと同じ有用材です。樹皮は褐色で、枝や葉はすけた感じで生えています。葉の裏のリン片がとがっていて、逆になでると手にひっかかります。また、葉の裏が真っ白またはX字型の白い線がついています。山の中腹部に多く植えられています。全体にヒノキとよく似ており、この見分け方はなかなか難しいでしょう。
ヒノキと同じ有用材です。樹皮は褐色で、枝や葉はすけた感じで生えています。葉の裏のリン片がとがっていて、逆になでると手にひっかかります。また、葉の裏が真っ白またはX字型の白い線がついています。山の中腹部に多く植えられています。全体にヒノキとよく似ており、この見分け方はなかなか難しいでしょう。
サンインスミレサイシン(スミレ科)
4月の初旬ごろ、大型で淡い紫色の花を咲かせるスミレの仲間。花のころには、葉は十分開ききっておらず、特徴はあまり見られません。その後、葉は日をおって伸び、大きいもので幅8cmぐらいまでになります。この植物は、スミレサイシンの変種で西部山陰から長門東部の深山に生育しています。
4月の初旬ごろ、大型で淡い紫色の花を咲かせるスミレの仲間。花のころには、葉は十分開ききっておらず、特徴はあまり見られません。その後、葉は日をおって伸び、大きいもので幅8cmぐらいまでになります。この植物は、スミレサイシンの変種で西部山陰から長門東部の深山に生育しています。
サンカクヅル(ブドウ科)
ツル性の落葉低木で、葉と対生して巻きひげや花芽をつけます。葉の毛は少なく、実はジャムや果実酒などにして食べられます。ギョウジャノミズの別名があります。
ツル性の落葉低木で、葉と対生して巻きひげや花芽をつけます。葉の毛は少なく、実はジャムや果実酒などにして食べられます。ギョウジャノミズの別名があります。
サンショウ(ミカン科)
落葉低木で、葉は茎から先の小葉を合わせて一枚の葉身となっています。枝や葉のつけ根に2本の対になった鋭いトゲがあります。
新芽や若葉は香りがよく食用にします。また、果実は香辛料としても利用します。
落葉低木で、葉は茎から先の小葉を合わせて一枚の葉身となっています。枝や葉のつけ根に2本の対になった鋭いトゲがあります。
新芽や若葉は香りがよく食用にします。また、果実は香辛料としても利用します。
お問い合わせ先
自然環境課
島根県庁 自然環境課 〒690-8501 島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階 Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係) 0852-22-5348/6433(自然公園施設係) 0852-22-5347/6377/6516(自然保護係) 0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係) Fax:0852-26-2142 E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表) shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)