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千丈渓周辺で見られる鳥類


オオルリ
体長16.5cmくらいの夏鳥です。雄は背や頭部がルリ色で、のどから胸にかけては黒く、腹以下は白いのでよく目立ちます。さえずりはピールリ、ポピーリ、ピーリ、ピースなどと比較的ゆるやかなテンポで続けて鳴きます。キビタキとよく似た音色ですが、オオルリは歌の中に必ずギギッ、ジジッなどの濁音を入れるので聞き分けることができるでしょう。

 オオルリ

   



オシドリ
渓流をすみかとするカモの仲間で、冬鳥として渡ってきます。指の間に水かきがあり、足あとの幅は5cmくらいです。静かな流れの渕などに群れて、ドングリなど木の実を中心にしたエサをとります。
雄の羽根は冬には大変美しく、とくにイチョウの葉の形に似た飾り羽根は見事です。また、冬の雄は頭部に冠羽をつけるので、学名で「ヘルメットをかぶったカモ」といった意味の名がつけられています。
オシドリ

   


カワガラス
体色からこの名前で呼ばれていますが、カラスの仲間ではありません。この鳥は流れの岩の上に現れたかと思うと急に姿を消し、しばらくして少し離れた岩の上に顔を出すといった不思議な鳥です。これはカワガラスが水中にもぐって小魚や水生昆虫を食べているため。足やつばさを巧みに使って水中を走り回ってエサをとらえます。カワガラスの巣は、川の流れや滝の裏側にコケなどを集めて作ります。



キセキレイ
カワラスズメとも呼ばれ、河岸や民家のまわりで繁殖します。水上を飛ぶ昆虫や水中の昆虫の幼虫などを主食にしていて、川と密接なかかわりを持った生活をしています。

 キセキレイ

   


サンコウチョウ
スズメと同じくらいの大きさで、尾が非常に長く、目のまわりが青いことが特徴です。とても澄んだ声で鳴き、その鳴き声がツキ(月)、ヒー(日)、ホシ(星)、ホイホイホイと聞こえることから、サンコウチョウ(三光鳥)と名づけられたといわれています。好奇心が強い鳥で、口笛で鳴き声の物まねをすると近くまで飛んでくることがあります。

 サンコウチョウ

   



セグロセキレイ
カワラスズメとも呼ばれ、河岸や民家のまわりで繁殖します。水上を飛ぶ昆虫や水中の昆虫の幼虫などを主食にしていて、川と密接なかかわりを持った生活をしています。

 セグロセキレイ

   



タカのなかま
クマタカ、トビ、オオタカ、サシバなどが島根県で見られるタカの仲間です。この中で最大なのがクマタカで、つばさと尾にはっきりした横しまがあります。また、胸には縦方向への黒斑がたくさんあります。
トビは鳴き声と三味線のバチのような尾が特徴です。オオタカはトビより少し小型で、つばさと尾、胸から腹部にかけて横しまがついています。
夏鳥として飛来するサシバは、トビよりかなり小型で、飛びながら「ピン、クィー!」と鳴きます。
タカのなかま

   



ヤマセミ
ハトぐらいの大きさのカワセミ科の鳥。黒白2色の横島模様で、頭部に大きな冠毛をつけています。川魚をエサとして、よどみのまわりの高い木や石の上で魚を待ち、魚が水面に現れると急降下してくちばしでつかまえます。ヤマセミがいつもとまる木や石の上には、この鳥が吐き出した魚の骨などのかたまり(ペリット)が落ちていることがあります。ヤマセミはキャラ、キャラと鋭い声で鳴くので、すぐに分かるでしょう。巣は山の斜面の粘土層に1m以上の深い横穴を掘って作ります。

 ヤマセミ

  


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