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白鹿山・真山周辺で見られる鳥類

出雲風土記に「法吉の郷に、ウムガイヒメノミコトという神が、ホウキドリとなって飛びまわった。そして、この地に鎮められた。ゆえに、これを法吉という」と書いてあります。法吉鳥とは、ホーホケキョの泣き声からきた名前で、ウグイスのことだと言われています。実際に白鹿山の西には鶯谷という地名もあり、多くのウグイスの声が聞かれます。
最近は周辺の開発が進み、野鳥の生息地も狭くなっていますが、付近では40種類の野鳥が観察できます。
  

(1)水辺で見られる鳥(北田川、白鹿池、長谷池)


アオサギ、ゴイサギ、コサギ、カイツブリ、マガモ、キセキレイ、セグロセキレイなど。セキレイは細い体と長い尾が特徴的で、尾を上下にふる動作が目立ちます。水際で虫などを食べます。

 

(2)山奥の森林や雑木林で見られる鳥(本谷渓谷、長谷、白鹿)

   

フクロウ、カッコウ、コゲラ、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、キジ、オオルリ、アオジ、ホトトギス、シロハラ、ヤマドリ、ミソサザエ、ゴジュウカラなどが見られます。
繁殖期以外ではエナガ、ウグイス、ゴゲラなどが群れをつくることもあります。また、上手に「住み分け」もします。

   

(3)田畑や人家の付近のやぶや林で見られる鳥

  

 タシギ、カワラヒワ、ツバメ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ジョウビタキ、キビタキ、ツグミ、エナガ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、アトリ、カラス、トビ、モズ、キジバト、ヒバリなどです。
モズは漢字では百舌鳥と書きますが、これは百枚舌の意味です。ほかの鳥の鳴き声をよく真似するので、こう呼ばれるようになりました。太いくちばしは鈎形で、動物を捕らえるのに適しています。ときには捕まえた小動物を枝先に刺していることがあります。

  


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