大山隠岐国立公園島根半島東部地区
新潜戸・旧潜戸
※注意事項・・・潜戸鼻灯台までの道路は幅員が狭く、車同士のすれ違いは困難です。車を利用し灯台まで行かれるかたは、十分注意をしてください。
所在地
松江市島根町加賀
アクセス
山陰本線松江駅からバス50分、加賀築港入口前下車、遊覧船40分
施設・名所概要
旧潜戸
入口は幅5.5mぐらいですが、内部は約20mもあり、高さも10m以上、奥行き約50mの洞穴です。
太古の昔、海人族の女神達が、幼いままで生命絶えた我が子の亡骸(なきがら)を埋めたその上に小さい石の塔を積んだのを始まりとし、夭折(ようせい)した子供がここで石を積むという「賽(さい)の河原」の民間伝承があります。亡くなった幼児の魂の集まる場所とされ、哀れな伝説もあることから、生前子供が愛用していた玩具や着衣などを携えて、全国から尋ね詣る親達もあとを絶たず、風化した上に新しい供え物と石が積み上げられた薄暗い内部は鬼気迫る雰囲気が漂っています。
平成6(1994)年に水子地蔵もまつられ、トンネル内には6体の地蔵尊も安置されています。このあたりの岩質は集塊岩および凝灰質集塊岩で、洞穴は硬いこれらの岩質の間にはさまれたもろい部分が長年の海食作用でうがたれたものです。
新潜戸
潜戸鼻の先端が海食作用でうがたれた高さ40m、長さ200mの海食洞門で、三方に通口があり、洞内は広く波の穏やかな日には舟を乗り入れて、探勝することができます。
出雲国風土記には、国幣小社佐太(さだ)神社の祭神、猿田彦命(さるたひこのみこと)の御誕生地と記され、佐太大神がお生まれになろうとするとき、母神の支佐加比売命(きさかひめのみこと)が「わが子が麻須羅神(ますらがみ)の子であれば、金の弓矢よ、出でよ」といわれると、金の弓矢が流れて来た。それをとって「闇(くら)い窟(いわや)であることよ」といって弓を射られると、洞穴が貫通して中に光り輝いた。そこで「かか」と呼ぶようになったと伝えられています。
明治の文豪、小泉八雲は「これ以上に美しい海の洞窟は、そう考えられるものではない」と絶賛したそうです。
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