宍道湖北山県立自然公園東部地区(S39.4.17)
【概説】
この県立自然公園は、嵩山地区、北側の枕木山地区及び朝日山地区を含む日本で7番目の大きさの湖、宍道湖の東側にある自然公園です。
宍道湖は、国際文化観光都市「松江」を象徴し、四季折々の美しさを醸し出しますが、特に湖面に落ちる夕日の美しさが格別です。
宍道湖の北側を東西に走る島根半島の脊稜北山山地からは、眼下に島根半島の海岸美、遠くに中海・宍道湖さらには大山を一望することができます。
枕木山には臨済宗の華蔵寺、朝日山には真言宗の朝日寺があり、社寺詣でも知られています。枕木山ー三坂山ー澄水山ー大平山、嵩山、朝日山は絶好のハイキングコースとしても親しまれています。
華蔵寺 | 朝日寺 | ||
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延暦22年(803年)に智元上人の開基と伝えられる。 堀尾吉晴が松江城を築城する際、祈願寺として松平直政が明暦3年(1657年)に再興したもの。 薬師堂に安置される薬師如来座像(木造)は、国の重要文化財にもなってる。 |
鹿島町と松江市にまたがる標高342メートルの朝日山の山頂付近にあり、真言宗大覚寺派の古刹で、出雲観音霊場第29番札所にもなっており、十一面観世音を本尊として安置いる。境内は、木々がうっそうとしているが、閑寂な雰囲気が漂っている。 | ||
華蔵寺石仏 | 宍道湖夕景 | ||
石造の不動尊像は参道の中間地点に鎮座している。 枕木山は、松江城の鬼門にあたり、その安泰を祈って慶應年間章安和尚の時代に建立された。 |
見る場所や天候、季節によって様々な表情を見せる宍道湖。特に夕景は、小泉八雲も絶賛したといわれ、観光客のみならず、地元の人でさえ足を止めるほど幻想的な美しさである。 | ||
熊井の滝 | 宍道湖(サーフィン) | ||
高さ2メートルほどの比較的小さな滝ですが、水はかれることがなく、苔むした岩との景観は風情を感じることができる。地元では、弘法大師の杖により水が湧き出て滝となったと伝えられている。 | 夕日の美しさ、早朝のシジミ漁の情景で知られる宍道湖ですが、夏にはウインドサーフィンなどのウォータースポーツを楽しむ若者や見物の人でにぎわいます。青く輝く湖面を色とりどりの帆が行き交う様は、近年の宍道湖の夏の風物詩となっています。 |
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