竜頭八重滝県立自然公園
【概説】
この公園は、龍頭が滝とその一帯の山域及び八重滝とその一帯の山域の2つの団地からなっています。
龍頭が滝は、国道54号線の西側、滝谷川に懸かる高さ40メートルの滝で、周囲はうっ蒼とした杉並木やウラジロガシを主体とする広葉樹林で覆われ、第1級の瀑布景観となっています。
これに対して八重滝は、龍頭が滝の南約10キロメートルの地点にあり、民谷川の入口付近から約1.5キロメートルにわたる渓流の地域で、この間に八つの滝が連続し、豊かな自然林と一体となって、美しい渓谷景観を作り出しています。
龍頭が滝と八重滝は離れた場所にありますが、共に「龍頭八重滝」として「日本の滝100選」に選ばれました。島根県から2つ選ばれた滝の1つです。
[参考情報]
クマの生息域ですのでご注意ください。クマ鈴を携帯しましょう。
自然公園の遊歩道は自然のままの道が多くあります。歩きやすく、滑りにくい靴でお出かけください。
龍頭が滝 | |||
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龍頭が滝 | 遊歩道 | ||
雲南市掛合町と出雲市佐田町の境界にある鳥屋ケ丸に源を発する滝谷川は流れ下って龍頭が滝を形成する。 落差40メートルの雄滝と30メートルの雌滝があり、中国地方随一の名瀑といわれている。 この滝の裏側は、百畳あるといわれる見事な岩窟があり、滝観音が奉られている |
遊歩道は、舗装されていない道や木の階段などが多いので、歩きやすく滑りにくい靴がお勧め。 | ||
裏見の滝(雄滝) | |||
龍頭が滝の雄滝は裏側から見ることができるため、「裏見の滝」と呼ばれる。 | |||
女滝 | |||
雄滝に連なる滝で、岩の間を縫って流れ落ちている。 | |||
駐車場とトイレ | 杉並木 | ||
滝の上流分あたる、飯石(いいし)広域農道沿いにある「滝の上駐車場」と「滝の上公衆トイレ」。 滝の下流部にも小規模の駐車場(普通車15台程度が駐車可能。進入路が狭いので大型車両には不向き)がある。 |
遊歩道沿いには、林齢推定約400年の大杉が30本以上立ち並ぶところがある。 最大の杉は、周囲5.10メートル、高さ40メートルあり、平均でも周囲4メートル、高さ35メートルに及ぶ。 |
八重滝 | |||
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スタート地点 | 八塩滝・八汐滝 | ||
八重滝遊歩道のスタート地点に駐車場とトイレ、案内図がある。 |
八重滝の最も奥にある落差40メートルの2段滝で、大万木山を水源とする豊富な水量が壮観。下段の滝を八塩(やしお)滝、上段の滝を八汐(やしお)滝と呼んでいるが、2つの滝を合わせて「一の滝」または「八潮滝」と呼ぶこともある。 スタート地点の八重滝駐車場から片道約40分。 |
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遊歩道スタート地点にある日本名水百選の石碑 |
イワギボウシ |
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渓流沿いの岩に多く育っている。ユリ科の植物で、花期は6〜7月。 |
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八重滝 | 八重山神社 | ||
1.5キロメートルにわたる渓谷に、様々な姿の滝、瀬が連続しており、八つの滝を総称して八重滝と言っている。下流から、猿飛滝、滝尻滝、紅葉滝、河鹿滝、姥滝、姫滝、八塩滝、八汐滝と続く。 | 神代の昔、「鷲尾の猛」という魔神が八重山の岩窟に住んでおり鶏に姿を変え、近郷の良民を苦しめていたが、スサノオノミコトが退治したときから金鶏に姿を変え村民に尽くしたという。その金鶏が奉ってあり、近年では牛馬繁栄の神様として信仰を集めている。 | ||
滝尻滝 | 八重山神社山門 | ||
八重滝の遊歩道に入って2番目の橋の正面に見える滝で、落差約15メートル。 | 参道の急な石段を150段ばかり登ると、この山門に至る。狛犬がユニークである。 |
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