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月山・太鼓壇自然観察路
- 所在地
安来市広瀬町富田(地図【マップonしまね(外部サイト)】)
- 交通案内
1.公共交通
(1)松江駅から一畑バス広瀬行き約1時間、病院入口下車。橋を渡り広瀬絣センターを目印に徒歩約15分。
(2)安来駅から広瀬行きバス約30分、病院入口下車。
- 地域概要
月山は197mの小山だが非常に険しく、戦国の時代には自然の地形を利用して敵の攻撃を防ぐことのできる山城(富田城)が作られました。1521年尼子経久の時、山陰山陽11ケ国を領有し尼子全盛時代を迎えるが、1566年尼子義久の時に山中鹿介幸盛を中心とする尼子十勇士の健闘もむなしく、毛利の軍門に降り富田城は落城する。
このような歴史的な場所なのに人々にあまり知られておらず訪れる人は少ない。1997年の大河ドラマ「毛利元就」では、毛利氏と争った尼子氏の繁栄振りや城下町の様子も紹介された。
コースは広瀬絣センターから少し川上へ歩くと「月山・太鼓壇」と標識があるので、そこを山側へ進む。民家を通りすぎると石段と坂道に分かれ、石段の方を5分ほど歩くと太鼓壇へ、坂道を7分ほど歩くと山中御殿へ行くことかできる。太鼓壇は今ではソメイヨシノが植えられ、桜の名所となっている。奥にある茶屋の北側には樹齢400年の椎の木があり、幹の周りが6mもある。尼子時代にはこの推の実を食用にしていたようだ。
太鼓壇からさらに山側へ進むと花の壇へ続く。ここは尼子時代の建物を復元した2棟建物があり、ひと休みできそうな所である。そこから石壁を目ざして歩いていくと山中御殿へ行くことができる。
山中御殿から月山山頂までは約25分ほどだが、アラカシ、コナラ、ホトトギス、シャガ、ケヤキなどいろいろな植物を見て楽しむことができる。頂上近くになるとカエデ科の大木があるので、秋には綺麗な紅葉も期待できそうだ。
頂上からは大根島、島根半島、中海、枕木山などが一望でき、景色もよい。頂上奥には「延喜式」の式内社勝日高守神社があるので最後に拝んで帰るのもよいだろう。
(平成9年3月)
お問い合わせ先
自然環境課
島根県庁 自然環境課 〒690-8501 島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階 Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係) 0852-22-5348/6433(自然公園施設係) 0852-22-5347/6377/6516(自然保護係) 0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係) Fax:0852-26-2142 E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表) shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)