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大江高山イズモコバイモ自生地

  • 所在地

大田市祖式町(地図【マップonしまね(外部サイト)】)大江高山

 

  • 交通案内

この地域のイズモコバイモは、自然保護団体のボランティア活動により、保護されており、最近ようやく復活の兆しがある。従って、当面一般公開は行わないこととしています。

 

  • 地域概要

 大田市大森町を通りすぎて県道をそれ、里山の風景のような谷間の道に入る。道は乗用車の幅ほどで、慣れていないとカーブで脱輪しそうな道を上って行くと最後の民家が一軒ほどあり、庭を通り現場に向かう。かつては棚田であったが現在は草地になっている場所にイズモコバイモが自生する。小さな花なので開花時期には足元に注意して歩かないとうっかり踏んでしまうように思わぬところに咲いていることがある。イズモコバイモは早春のわずかな期間のみ花が見られる。目安として、町でツクシが伸びきったころから花が見られ、約2週間ですべてが終わる。田んぼの法面で半日陰のような所に多く花が見られる。イズモコバイモの花が終わるとスミレが咲き、カキドオシ・イチリンソウなどが咲く頃もきれいである。

 自生地は、イノシシがかなり出るようで足跡や土を掘った跡が至る所に見られる。初夏には夏鳥の囀りが聞こえ、サンコウチョウ・ホトトギス・ツツドリ・ウグイスなどを楽しむことが出来る。また、クマタカなども頭上を飛ぶことがある。

 イズモコバイモの自生地はかつて沢山花が咲いていたが、過疎と減反により離農が進み草刈りが行われなくなり、消滅しかけていたが、1997年の夏から「イズモコバイモ復活作戦」として草刈りをしたところ、わずか二輪の花が2001年の春には500本を超える花が咲いた。花が咲く頃になるとイズモコバイモが山野草店でも売られているため、現時点では盗掘されないように場所の公表を控えている。しかし、地元の方々の強力な保護が得られれば、いずれは公表して花の季節には多くの方に楽しんでいただく予定である。

 

(平成12年)

 


お問い合わせ先

自然環境課

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    0852-22-5347/6377/6516(自然保護係)
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   Fax:0852-26-2142
   E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表)
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