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赤穴八幡宮社叢

  • 所在地

飯南町上赤名(地図【マップonしまね(外部サイト)】赤穴八幡宮の写真

 

  • 交通案内

1.自動車

国道54号沿い道の駅「赤来高原」より南西方向へ徒歩5分。

2.公共交通

高速バスで松江自動車道沿い道の駅「たたらば壱番地」へ、「たたらば壱番地」より町営バス赤名行き乗車、赤名駅下車。赤名駅より南西方向へ徒歩5分。

 

  • 地域概要

 中国山地の山間に、細長く広がる赤名盆地を南北に貫く国道54号の西側、小高い丘の上にこんもりとした森がみえます。宝亀元年(770)創建の松尾神社、平安時代後期からは石清水八幡宮赤穴別宮となった、赤穴八幡宮の社叢です。

 このお宮の由緒を物語る丹塗箭神話があります。全国的に広く分布する賀茂社系神話ですが、この中に語られている、モミの大木の下に丹塗箭が落ちたその地にお宮が創建されました。創建当時10cmだったモミの木が、江戸時代の後期まで現存しており、神木碑によると目通り14m余り高さ52mの巨木であったといわれます。

 社叢には、スギ、ウラジロモミ、クマシデ、ケヤキ、ヤブツバキ、イチョウなどの大木や古木が林立し、樹間の下草は、シオデ、トチバニンジン、ウバユリ、マムシグサ、フタリシズカのほか沢山の種類が自生しています。下草刈りは種子が熟す10月を待って行われ、植物の成育を妨げないよう配慮されています。

 この社叢には、スギの幹をイチョウの枝が貫いた連理、また、本殿のすぐ後ろには樹齢千年といわれる大元杉(夫婦千年杉)があり、どちらも町の天然記念物に指定されています。春にはホオジロ、ヤマガラ、シジェウカラ、キジバト、カケス、ヒヨドリなどの野鳥が集まり、にぎやかです。

 社叢に隣接する赤名ぼたん園は、5月中旬に花が次々開花し、社叢の緑と東側正面に見える尼子最前線であった瀬戸山の若葉につつまれて、花王にふさわしい豪華なたたずまいを見せます。

 

赤名神社社叢の入口の写真 連理のスギとイチョウの写真 大元杉(夫婦千年杉)

       銀杏と杉の連理  大元杉(夫婦千年杉)

 

赤名八幡宮社叢の位置図

 

(平成30年10月更新)


お問い合わせ先

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   Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係)
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   Fax:0852-26-2142
   E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表)
           shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)