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愛宕千年杉

  • 所在地

吉賀町柿木村糀谷(地図【マップonしまね(外部サイト)】

 

  • 交通案内

1.自動車

益田から車で約1時間10分、約60km。国道187号から県道新南陽日原線に入り、約4.5km行くと、山口方面との分岐に。それを左に折れ、約10km県境方向に進むと右手に案内標識のある側道が。その奥2km。

 

  • 地域概要

 島根県の最も南西部に位置する。延長元年(923)に修験者、順円阿闍利によって創建されたといわれる愛宕神社は、吉賀町柿木村の南西、県境近くにあり、県道新南陽日原線から入った側道の道路舗装の途切れたところ、右手にある。駐車場として神社下の鳥居前に車1台分ようやく止められるスペースがあり、近くにトイレもある。

 神社一帯は、千年杉をはじめ、巨樹、古木に恵まれており、昭和51年に「愛宕神社社叢」として柿木村文化財に指定されている。神社裏手と右手にスギの植栽林があり、それに連なる形で社叢があり、スギ、シラカシ、ウラジロガシ等がある。その中に「愛宕の千年杉」はある。

 愛宕神社の社叢の中でも、「千年杉」と呼ばれるスギの巨木は、鳥居から境内までの約50mの急峻な石段の中途にあり、幹周6.3m、高さ35mで、樹齢千年といわれる。他の木々を圧する様は、これを見に来るだけでも充分価値があると思われる。

 その他の巨樹・古木としては、社に向かって右側の下に少し降りた辺りには大トチノキがある。また、石段下の鳥居横にはケンポナシの大木もある。ケンポナシは梨のような甘さと歯触りのある果実がなるが、ここのは枝が高く取ることができない。道路を挟んで、神社とちょうど反対側に30m程歩いていくと、樹齢300年といわれるカツラの古木がある。その姿は、長らく風雪に耐えてきた感を漂わす。神社の境内には、そこ此処にかなり大きな切り株がある。これらが伐採されずにあったら、かなり鬱蒼としていたのではないかと思われておもしろい。

 帰りは益田方面とは反対方向になるが、間歇泉で有名な木部谷温泉で汗を流すのがいいだろう。

 

標識の写真 林間の写真


愛宕神社の案内図

 

(平成10年3月)


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