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朝倉オヤニラミ生息地

  • 所在地

吉賀町朝倉(高津川(支流含む))(地図【マップonしまね(外部サイト)】

 

  • 交通案内

1.自動車

津和野町から国道187号で26km、七日市交差点を右折、橋を渡って左折、3.3km付近で左への狭い道を下って赤い鉄橋を渡り河川敷へ。広い駐車スペースあり。

 

  • 地域概要

 一級河川高津川は吉賀町の田野原にある大蛇ヶ池に端を発し、81.1kmをかけて日本海に流れ込んでいる。一級河川で水源が特定できるのは全国でも大変珍しい。吉賀町はまさしく水源のまちである。大蛇ヶ池から下流の益田市までの高津川全域に生息する魚種もその数70数種と多い。

 中でもスズキ科の淡水魚であるオヤニラミは吉賀町を流れる高津川の一部の区域にしか生息していない。澄んだ流れ、エサとなるモエビや小魚、水生昆虫の多い水草やヨシの繁った緩やかな淀みを好んでいる。

 愛嬌のある姿で昔から地域の子供達に親しまれているが、水質の悪化と河川改修などによる生活環境の変化などで激減。その熱帯魚ばりの美しい姿形とユニークな動きに加え、小型で愛らしいことなどから観賞魚としての人気も高く、乱獲の憂き目に遭っている。数年前から朝倉小学校のPTA、児童らが中心となって生息活動を調査。町役場と小学校で、飼育中のオヤニラミのペアリングによる人口孵化を試みた。宮島水族館での研修など努力の甲斐あって二年目で見事成功。愛らしい稚魚が誕生した。町から子育て奨励金が支給されるなどユニークな話題づくりにも一役買ったところである。以来、夏休みに入ったばかりの7月下旬、子供達の手によって近くの川に放流されている。体長3cmに育った姿がとても愛らしい。

 朝倉小学校からゆっくり歩いて7分。赤いつり橋を渡るとオヤニラミのイラスト入りの看板が目につく。ゲートボール場を過ぎ川原に降りると緩やかな流れが続いている。この辺りは昔から魚の宝庫で子供達のかっこうの遊び場となっている。岸部の石をそっとはぐってみるとイシドジョウの姿が見つかるかも知れない。もちろんオヤニラミもだ。

 周辺の草刈り等の管理は地元の皆さんの手によって年数回実施されている。

 

標識の写真 高津川

 

(平成10年3月)


お問い合わせ先

自然環境課

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   Fax:0852-26-2142
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           shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)