環境省や島根県では、多年にわたり自然環境の保護・保全に尽力されている個人や団体に対して、その功績を称えるため、各種の表彰を行っています。

　このページでは令和６年度の自然保護関係の各種表彰の表彰式や伝達式についてご紹介します。

環境省では、6月の環境月間行事の一環として、地域の環境保全に関し、特に顕著な功績があった者に対して、その功績をたたえるため、毎年度、環境大臣による表彰が行われています。

本年は、全国で94件(33名、61団体）が選ばれ、うち島根県からは西谷川オオサンショウウオ繁殖地保護育成会がその活動の功績を認められ、表彰されました。

　◆島根県内の受賞者

西谷川オオサンショウウオ繁殖地保護育成会（安来市）

【功績の概要】

多年、オオサンショウウオ繁殖地の自然環境保全活動を継続し、オオサンショウウオの生息環境・巡視路の整備を行うことで保護啓発に尽力している。

　島根県では、環境月間（６月）記念行事の一環として、環境保全（自然環境の保全及び快適環境の形成）に関し、特に顕著な功績のあった個人及び団体にその功績をたたえ知事感謝状を贈呈しています。

　◆被贈呈者および功績概要

　周藤征一（出雲市）

【功績概要】

　長年、自然保護レンジャーとして中国自然歩道（鰐淵寺・大社・立久恵コース）や宍道湖北山県立自然公園を中心にパトロールを行い、登山道など公園施設の状況を確認し県に報告するなど、

自然環境保全に貢献している。

　環境省では、毎年４月15日から５月14日までの「みどりの月間」において、県や市町村等と協力して、「みどり」に関する各種行事等を全国的に実施しています。

この期間中に、自然環境の保全に関して顕著な功績があった者（又は団体）に対し、その功績を讃えるため、自然環境功労者として環境大臣表彰を行っています。

　本年は、全国で各部門計31件（個人15名・16団体）が選ばれ、島根県からは「法吉・白鹿・真山の自然と文化を育む会」がその活動の功績を認められ、

「保全活動部門」で表彰されました。

　◆島根県内の受賞者

法吉・白鹿・真山の自然と文化を育む会（松江市）

　【功績の概要】

　みんなで守る郷土の自然（島根県自然環境保全独自制度）に選定された「法吉ミスジカワニナ生息地」や、みんなでつくる身近な自然観察路（島根県自然環境保全独自制度）

に選定された「法吉北部地区自然観察路」において、案内道標・解説板・木製階段の設置や安全ロープの取り付け、倒木処理を実施するなど環境整備に尽力した。