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第44回クリーン三瓶
【目的】
島根県の代表的な観光地である国立公園三瓶山で清掃活動を行い、ゴミのない美しい自然の維持を図るとともに、美化意識の高揚と自然保護意識の普及を図る。また、併せて、三瓶山の優れた自然に親しみ、自然を守る心を養う。
令和6年5月19日クリーン三瓶に参加しました!
新緑の三瓶山で行われた「第43回クリーン三瓶(クリーン三瓶実行委員会主催)」に、自然公園指導員・自然保護レンジャーの皆さん26名と共に自然環境課職員11名で参加しました!!
当日は三瓶山の自然を愛する団体やボランティアの皆さん、総勢270人での清掃活動となりましたヾ(*゚∀゚*)ノ
このクリーン三瓶では、三瓶山周辺の自然環境保全の取り組みとして、近年増加している外来植物の除去も実施しています■⌒゚ヾ(・д・o)
外来植物とは
【外来植物ってどんな植物?】
外来植物とは、もともとその地域に生息していなかった植物を指し、平野部や海外など他の地域から、車のタイヤや登山者の衣服などに付着して持ち込まれます。在来植物よりも繁殖力が強い場合が多く、一旦進入すると人手で除去しない限り、どんどん生育域が拡大していきます。外来植物が拡がると、三瓶山にもともと生育していた植物の生育地が奪われ、在来種が少なくなったり、景観が大きく変わったりすることが懸念されます。
【クリーン三瓶ではヘラオオバコとブタナ、セイタカアワダチソウを除去します!!】
◆ヘラオオバコ◆
ヨーロッパ原産の雑草で、日本では帰化植物です。日当たりの良い所から日陰地まで生育し、温度適応性が大きく土壌環境への適応性も高い植物です。
外来生物法で要注意外来生物に指定されています。
◆ブタナ◆
ヨーロッパ原産でタンポポによく似た花を付けます。草原環境を好むため、三瓶山での急速な増殖が懸念されており、優先的に除去すべき外来植物です。
身近なところで、道路脇などでもよく見かけます。近年、外来生物法で要注意外来生物に指定されました。
ブタナは太く長い根を地中深くまで伸ばしています。除去する際は根を残らないよう、しっかり掘り起こし、掘り取ったブタナはビニール袋に入れて、周辺に拡散させないようにします。
◆セイワカアワダチソウ◆
セイタカアワダチソウは北アメリカ原産で、日本では切り花用の観賞植物として導入された帰化植物(外来種)です。
外来生物法により要注意外来生物に指定されており、三瓶山西の原では近年、存在が目立つようになりました。
クリーン三瓶の会場には・・・
今年のクリーン三瓶は曇り空の下での開催となりましたヾ(゚∀゚`*)ノ゙
受付では久しぶりに会う仲良しさん同士が楽しそうにお話される姿もありました♪
【開会式】
三瓶山を背に、開会式が始まりました(*゚▽゚*)♪
各班班長の自己紹介や小学生による開会宣言を受け、クリーン三瓶スタートですヽ(。・∀・。)ノ
【コース紹介】
◇クリーン三瓶では、参加いただいたみなさんに清掃活動をしていただくコースが5コースあり、それぞれ好きなコースを選んでいただきます◇
【コース紹介】
西の原コース(A:外来植物除去・B:西の原裾野・C:西の原駐車場からヘリポート)、北の原コース(外来植物除去)、浮布池コース、お手植えの松コース、山頂コース
☆自然環境課は西の原コースA:外来植物除去の担当です!!
各コースでの活動をお伝えします(。・∀・。)!↓↓↓
◆西の原コース(A:外来植物除去)◆
外来植物除去は会場となる三瓶山西の原の他、三瓶山北の原でも行われるため、外来植物除去に協力いただける皆さんで、三瓶自然館サヒメルの学芸員さんから三瓶山の外来植物についての説明や、
外来植物除去の方法などを「百聞は一見に如かず!」で実際にブタナやヘラオオバコを見せてもらいながら聞きました_φ(・ω・。)メモメモ
固い地面に根を張った外来植物を除去するのは中々大変(´ε`;)ゝちびっ子も一緒にがんばってくれましたヽ(☆'∀'*)人(*'∀'☆)ノ*。♪
今年もたくさんの外来植物を除去していただきました☆
一度拡がってしまうと、完全に除去するのは難しくなってしまいます。そうならないためにも、この取り組みを続けていきたいと思います(`・ω・´)ゞ
◆西の原コース(B:裾野コース、C:西の原駐車場からヘリポート)◆
西の原コースは外来植物除去班の他に「西の原裾野班」と「西の原駐車場からヘリポート班」も構成されています。
それぞれの班長から説明を受け、三瓶山西の原へ出発ですε=ε=ε=(ノ´^∇^)ノ
西の原裾野を、草の中までしっかりとゴミが無いか確認してくださっていました(^-^)♪
★浮布池コース★
こちらのコースは三瓶山西の原から浮布池まで往復約2キロの順路ですε=ε=┏(・∀・)┛
コースの班長である環境省松江管理官事務所管理官から説明を受け、浮布池に向けパトロールしながら道路わきや側溝などに落ちているゴミを回収します(*`・ω・)ゞ
浮布池で折り返し、来た道を戻る皆さんの手にはゴミでいっぱいになったゴミ袋が!!(゚o゚屮)屮
パッと見ただけではそんなにゴミが落ちているように感じなかったのですが、道路わきの草の中などにはたくさんのゴミが落ちて(隠れて)いることを実感しましたσ( ̄∇ ̄;)
★浮布池ちょこっと情報★
三瓶山の西山麓にあり、三瓶山の噴火によって河川がせきとめられてできた「せきとめ湖」です。面積13万5,100平方メートル、最深部3.5m。
伝説では、長者の娘邇幣姫(にべひめ)が若者に変身した大蛇に恋をし、若者(大蛇)を追って、池に入水し、その後池面に姫の衣が白線を描いて輝き、白い布が浮かぶようになったとされています~>゜)~~~。
クリーン三瓶で回収(除去)された成果は・・・
今回の活動で収集されたゴミの量は、可燃ゴミ約30キロ、不燃ゴミ約10キロ。
除去された外来植物は、北の原と西の原合わせて約200キロΣ(゚艸゚*)すごいっ!!
みなさんのおかげで、今年もたくさんのゴミが回収され、外来植物が除去されました(人´∀`).☆.。.:*ありがとうゴザイマス☆
☆おまけ☆
【オキナグサ】
クリーン三瓶が開催された三瓶山西の原裾野では、地元自然保護団体により希少植物の保護活動が取り組まれています。
その保護種の一つである「オキナグサ」は5月のGW頃に花が咲き始め、クリーン三瓶の頃にはタンポポのようなふわふわとした綿毛の姿になっています。
この綿毛が集まっている様子が、老人の白髪のように見えることから、翁草(オキナグサ)と呼ばれるようになったそうです....〆(・ω・。)メモメモ
【カキツバタ】
5月に入ると、三瓶山北の原にある姫逃池にはカキツバタの花が咲き始めます♪
クリーン三瓶が開催される5月中旬~6月上旬頃が見頃で、およそ3000本のカキツバタが姫逃池の浮島や岸辺に咲き、訪れる方々を楽しませてくれます(*^-^*)
お問い合わせ先
自然環境課
島根県庁 自然環境課 〒690-8501 島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階 Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係) 0852-22-5348/6433(自然公園施設係) 0852-22-5347/6377/6516(自然保護係) 0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係) Fax:0852-26-2142 E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表) shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)