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波根海岸の冬景色

 

 冷たい北西の季節風が吹き荒れる山陰海岸は、豪快な荒波が打ち寄せ日本海の厳しい冬の到来を物語ります。今回ご紹介するのは、夏には多くの海水浴客で賑わう大田市の「波根海岸」です。あの夏場の楽しげな風景など全く想像できないほど激しく荒々しい海に変わっていますが、高波を好むサーファー達にとって、この海岸は人気のスポットとなっていて、その勇姿をよく見かけます。

 

 さて、実はこの海岸で意外な発見をすることができるのです。海岸の西側(久手町柳瀬漁港)から海岸沿いに東に向かって歩いていくと、何やら「ゴロゴロ、ゴロゴロ」と、まるで遠くで雷が鳴るような大きな音が聞こえてきます。何だろうと思い防波堤から身を乗り出し、海を覗き込むと、何とコブシ大ほどの丸い石が、大波が引く際に、一斉に海に引っ張られて「ゴロゴロ」と転がり、音を出しているではありませんか。この音、大波の時にしか聞けないので、時折、鳴り響く雷の音と聞き違えるのは無理もありません。

 

 更に東へと進んでいくと、いつの間にか海岸が丸い礫の浜から砂浜に変わっていきます。ふと海岸東側の景観に目をやると、あら不思議、さっきまで連続して一つだった断崖が、写真のとおり2つにはっきり分かれてしまっているのです。これが壮大な海食崖「立神島(たてがみじま)と立神鼻(たてがみばな)」です。露出する地層は明暗の縞模様で、白い部分は火山灰層および火山灰を多く含む砂岩層で、暗い部分は火山礫からなる礫岩層です。立神鼻の近くまで歩いていくことが出来ますが、景観が一番良いのがこの砂浜付近で、写真撮影には最適です。

 

冬の日本海、訪れる人はほとんどいませんが、荒れる海に味わえる波音や時には雪景色に染まるこの景観、是非訪れてみてはいかがですか。

 

 

 

平成22年1月10日りびえーる掲載

 

 

 

立神岩写真立神岩写真2

 立神岩

地図画像

 


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