犬の病気について知る
犬の病気には、次のような伝染病もあります。これらの病気を人や他の動物に感染させないためにも散歩時の糞の後始末は、飼い主が責任を持って行いましょう。
これらの伝染病は、発病すると死に至る場合が多いので、予防接種や薬で予防したほうがよいでしょう。詳しい予防方法は動物病院に相談しましょう。
病名 | 感染する動物 |
症状 |
---|---|---|
狂犬病 | すべてのホ乳類 | よだれ、ふらつき、凶暴化 |
ジステンバー | イヌ科、イタチ科のすべての動物 | 高熱、食欲不振、目ヤニ、せき、鼻汁、嘔吐、下痢、粘血便など |
パルボウイルス感染症 | イヌ | 激しい嘔吐、下痢など |
レプトスピラ感染症 | イヌ、ヒト | 高熱、嘔吐、口内や舌のただれ、脱水症状、黄疸など |
犬アデノウイルス感染症 | イヌ、キツネ、オオカミ、アライグマ等 | せき、発熱、鼻汁、白血球減少 |
犬パラインフルエンザ | イヌ | せき、鼻汁 |
フィラリア症 | イヌ | せき、息切れ、吐血、失神、血尿 |
狂犬病やレプトスピラ感染症は動物から人にも感染する病気(動物由来感染症)です。中でも狂犬病は症状が現れれば必ず死に至るため、人への感染防止のために犬の予防注射が法律で義務付けられています。
このほかにも、次のような感染症があります。
◆トキソプラズマ症◆回虫症◆サルモネラ症◆カンピロバクター症◆Q熱◆パスツレラ症◆犬ブルセラ症◆皮膚病他
これらの病気には、犬や猫が感染した場合は何ら症状がなくても、人が感染した場合には症状が現われるものもあるので、注意が必要です。
しかし、ほとんどの病気は正しい知識を持ち、予防を心がければ感染するおそれはありません。
- 清潔な環境で飼うこと。
- 糞便の処理を早く確実に行うこと(散歩時も)
- かかりつけの動物病院を持ち、動物の健康に注意すること。
- 餌の口移しやスプーンの共用など、過度なふれあいはさけること。
- 動物にさわったら、必ず手を洗うこと。
【参考ホームページ】
お問い合わせ先
薬事衛生課
島根県健康福祉部薬事衛生課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 (事務室は松江市殿町2番地 第2分庁舎3階にあります) TEL: 0852-22-5260(水道係) 0852-22-6530(感染症対策係) 0852-22-5259(薬事係) 0852-22-6529(営業指導係) 0852-22-6292(食品衛生係) FAX: 0852-22-6041 0852-22-6905(感染症対策係) yakuji@pref.shimane.lg.jp