これまで、家庭で飼えなくなった飼い犬や飼い猫については、保健所で無料で引取っていましたが、平成１８年３月に制定された「島根県動物の愛護及び管理に関する条例」に基づき、平成１８年１０月１日からは手数料が必要となります。

　飼い主の責務である終生飼養や繁殖制限措置を果たさず引取りを希望する飼い主の方に、飼い主としての責任の自覚を促します。

　犬や猫の飼い主は、やむを得ず飼えなくなった場合は、適正に飼うことができる者に譲渡するよう努め、新しい飼い主が見つからなかった場合に限り、引取りを求めることとなります。手数料を徴収することにより、安易に保健所へ引取りを求めることを防止します。

　一部の不適正飼養者のために、処分に要する経費を県費で支出することは好ましくないことから、引取った犬、猫の保管や処分にかかる費用の一部を引取りを希望する飼い主に負担していただきます。

　犬、猫１頭（匹）当たり

　生後９１日以上の場合は２，０００円

　生後９０日以下の場合は４００円

　島根県の「収入証紙」により、保健所の窓口で納入してください。

　犬、猫の引取りは、県内の各保健所で行います。あらかじめ保健所に連絡をして、指定された日時に来所してください。

　平成１７年度は１０３８頭の犬と、３５９８匹の猫を飼うことができないということで飼い主の方から引取り、そのほとんどは数日後に殺処分されました。

　保健所に引取りを求める前に、命の大切さと飼い主の責任をもう一度よく考えてください。

　犬や猫は、おもちゃではなく私たちと同じ生き物です。生涯を全うしたいしたいと願っているはずです。

　犬や猫も命あるものです。なんとか生きのびることができるよう、新たな飼い主を探すなど十分な努力をしましたか。

　いったん引取った犬や猫はお返しができません。十分な話し合いをしましたか。

　大部分は、数日後に殺処分されます。

　繁殖を望まない場合は、不妊手術などの繁殖制限を考えてください。

　「動物の愛護及び管理に関する法律」で、飼っている動物を捨てることは禁止されています。違反すると、最大１００万円の罰金が科せられます。