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宍道湖西部浄化センターのご紹介
宍道湖西部浄化センターは、平成元年から供用開始し、宍道湖流域下水道の西部処理区の出雲市(旧出雲市、旧平田市、旧湖陵町、旧大社町、旧斐川町)及び松江市(旧宍道町)の家庭や工場からの下水を、きれいにして自然に返しています。
宍道湖西部浄化センターの水処理方式は標準活性汚泥法で、処理水は大社湾(日本海)に放流しています。
施設概要(令和5年4月現在)
【全体計画】
・計画処理面積:4,839.3ha
・処理場敷地面積:15.14ha
・計画処理人口:113,400人
・供与開始年月:1989年1月20日
・計画処理水量:52,440m3/日
・汚水処理方式:標準活性汚泥法
・排除方式:分流式
・汚泥処分方法:セメント原料化、肥料原料化、炭化製品化
・幹線管渠延長:35.69Km
(現有処理能力(日最大):36,000m3/日)
水をきれいにするしくみ
【水処理工程】
1.沈砂池
各家庭・事業所などから下水管を通って流れてきた下水をゆるやかに流して、ゴミや土砂類を沈め、かき揚げ機
で取り除きます。
2.最初沈殿池
小さなゴミを沈めて除き、上澄みを取り出します。沈んだゴミは『生汚泥』として処理します。
3.生物反応槽
自然界の『自浄作用』をうまく利用した池です。
最初沈殿池の上澄みと微生物を混ぜ、空気を吹き込むと、微生物は有機物を食べ下水はきれいになります。その
代わり微生物は増えていきます。この微生物を『活性汚泥』と呼びますが、川の石に着くヌメリと同じ仲間で
す。ばっ気槽、エアレーションタンクとも呼びます。
4.最終沈殿池
生物反応槽で下水をきれいにした活性汚泥を沈め、上澄みを処理水として取り出します。早くきれいに沈むよう
な微生物を、常に飼うことが大切です。
池の底に沈んだ活性汚泥は、かき集め、下水処理に再び利用します。増えすぎた活性汚泥は、『余剰汚泥』とし
て処理します。
5.塩素混和池
処理水を薬品で消毒する池です。滅菌・消毒し、日本海へ放流します。
【汚泥処理工程】
6.重力濃縮槽
最初沈殿池で沈んだゴミ『生汚泥』を入れて静置し、汚泥を沈めて濃度を高くする池です。
7.浮上濃縮設備
最終沈殿池から引き抜いた余剰汚泥を浮上させ、汚泥消化槽へ送ります。
8.汚泥消化槽
濃縮した汚泥を1カ月くらいかけて分解し、汚泥の量を減らします。発生するメタンガスは、燃料として利用し
ま す。
9.汚泥脱水機
濃縮・消化した汚泥を脱水し、含水率80%程度の『脱水汚泥』に脱水することで、汚泥処理量を減らすことがで
き ます。
脱水した汚泥は脱水ケーキと呼ばれ、セメントや肥料の原料として外部に搬出します。
流入量、水質等経年推移
1989年度から2022年度までの各項目データをご覧いただけます。
【流入量の推移】
【汚泥の推移】
【流入水・放流水の水質】
※流入水の水質は時間的な変動が激しいため、参考データとしてご覧ください。
お問い合わせ先
宍道湖流域下水道事務所
〒690-0023 島根県松江市竹矢町1444 TEL:0852-37-0216 FAX:0852-37-0447 Mail:toubujouka@pref.shimane.lg.jp