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石見神楽面(いわみかぐらめん浜田市、江津市

石見神楽面の写真

 石見地方の伝統芸能の一つである石見神楽舞の面として江戸時代末期より作られている。神楽が神職を中心に舞われていた江戸時代には木彫りの面が使用されていたが、長浜人形師が始祖となって現在の和紙の面となった。粘土型の上に強靭な石州和紙を柿渋入りの糊で幾重にも張り合わせ、乾燥したところで粘土を壊して彩色していくという全国的にも数少ない過程を経る。この彩色の際の表情づくりが一番難しく、鬼の面であればいかに恐ろしくさせるか、また雅の面であればいかに可愛らしくさせるかが職人の腕の見せどころである。材料となる石州和紙はこの地方で産出されるもので、強靭さで知られている。今日では、神楽のみでなく新築や店の開店祝いなどの魔よけとして、また縁起物や室内装飾としても珍重され用途を広めている。

 

 

【製造過程】原型作り(粘土)→石膏型作り→型抜き→乾燥→面張り・乾燥の繰り返し→粘土壊し→渋がけ→穴あけ→胡粉がけ→仕上げ
【主な製品】神楽面・般若面・天狗面・鍾馗面・蛇頭等
【製造事業者】
●日悟(ひのしたさとる)(平成10(1998)年11月16日指定)
「日下義明商店」〒697-0063浜田市長浜町1419TEL0855-27-0233
●柿兼志(昭和57(1982)年9月7日指定※令和5(2023)年12月27日指定変更)
「柿田勝郎面工房」〒697-0062浜田市熱田町636-60TEL0855-27-1731
●太幸生(昭和57(1982)年3月31日指定)
〒699-3162江津市敬川町1119-10TEL0855-53-2722
●花淳(令和4(2022)年3月28日指定)

 〒697-0511浜田市旭町都川2115TEL0855-47-0557

 

***《その他関連ページ》***

●「神楽工房ショップ紹介」(「石見神楽」公式サイト内)→https://iwamikagura.jp/shop/(外部サイト)

 

 

 

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