斐伊川和紙(ひいかわわし)雲南市三刀屋町
三刀屋町上熊谷一帯は古くから出雲の「紙すきの里」として知られ、寛政4年(1792年)には、この地区の総戸数117軒のうち75軒が紙すきを行っていたといわれている。原料は、「こうぞ」「がんぴ」「みつまた」などである。斐伊川和紙の条件は、何といっても丈夫さと、純粋で美しくあるということ。そして、あくまでも暮らしの中で生かされるということである。普通の紙漉きでは、漉き槽から1メートル程度まで液を上げていくが、ここではほとんど上げることなく優しく左右に振るのみである。こうすることによって、しなやかで優しい風合いが生まれるのである。現在は、タペストリーやロールスクリーン、クッションなど、洋風の暮らしに馴染む和紙製品も提案している。
【製造過程】蒸し→白皮づくり→煮熟→叩解→紙漉き→乾燥
【主な製品】障子紙・半紙・便箋・封筒
【製造事業者】
【主な製品】障子紙・半紙・便箋・封筒
【製造事業者】
■井谷伸次(いだにしんじ)(昭和57(1982)年9月7日指定)
〒690-2511雲南市三刀屋町上熊谷302TEL0854-45-3886
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