福こづち(ふくこづち)出雲市大社町
その昔、大黒様も御愛用になり、ひと振りすれば宝物が出てくるとの伝説で知られる「打ちでのこづち」が基本となっている。大社町の福こづちは、出雲大社にゆかりの深い縁起物で、江戸時代より出雲特産「銘木・ケヤキ」の素材の美しさを生かしながら作られている。玉造や磨き・柄入・仕上げ磨きなどの工程を経ると、美しい曲線を携えながら、かつ重量感ある福こづちの完成となる。なかでも、左右の木口の膨らみが均等に丸みを帯びるようにすることと柄の刻み部分が難しく、ここが最も熟練を要するところとなる。出雲地方の縁起物として、結婚・新築など慶事の場合の贈答品に使われることが多い。年数を重ねるほど色艶が出てくるのも福こづちの特徴である。
【製造過程】玉造→穴あけ→磨き→木口→柄切→柄入→仕上げ磨き→房付け
【主な製品】福こづち
【製造事業者】
■(株)大社木工(昭和57(1982)年3月31日指定)
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