漁港漁村の歴史文化財産の紹介
温泉津の鼻ぐり岩
(ゆのつのはなぐりいわ)
〈友漁港・温泉津港〉(大田市温泉津町)
解説
日本海に面する島根県のほぼ中央に位置する大田市に石見銀山遺跡がある。この銀山は、16世紀から20世紀にかけて採掘から精錬まで行われ、全盛期には世界の産銀量の約3分の1を占めた日本銀のかなりの部分を占めたと言われている。
この銀山の外港として重要な役割を果たしたのが鞆ヶ浦(友漁港)、沖泊、温泉津港である。鞆ヶ浦は、16世紀前半に日本最大の貿易港であった博多に向けて銀鉱石及び銀を搬出した港である。また、温泉津は、古くから知られた温泉地であるとともに、銀山で必要とする物資を搬入した港であった。これらの船の係留のため、自然の岩盤をくり抜いて造られた鼻ぐり岩がその当時の面影を残している。
周辺のみどころ
- 温泉津温泉
発見されてから約1300年の歴史を持ち、湯治場として評判の由緒ある温泉です。
- 石見銀山
2007年(平成19年)に、ユネスコの世界遺産への登録が決定された(日本の世界遺産登録としては14件目)島根県大田市にある鉱山で、16世紀に全国で最初に本格的な開発が始められ、鉱山技術の先駆的な役割を果たしたといわれています。
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