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マダイ種苗の放流を行いました!

 隠岐地区(島前・島後)では毎年マダイの放流が行われています。このうち、島後部会においては平成29年8月31日にマダイの稚魚35,000尾が放流されました。

 

 本県では、西ノ島町にある島根県水産振興協会栽培漁業センターにおいて放流や養殖を目的として、マダイ・ヒラメ・イワガキの種苗生産を行っています。種苗とは放流用あるいは養殖用の稚魚や稚貝のことです。種苗生産とは、人為的な管理の基に親から卵を取り、ふ化させ、必要な大きさまで育てることをいいます。

 

 マダイの種苗生産は3月から準備が開始されます。まず、マダイの赤ちゃんが食べる餌(ワムシ)や飼育水に使用する植物プランクトンを作ることから始めます。

 

 次に、卵を産む親のマダイを水槽で飼育し、5月をピークに産卵が行われ、卵を集めて100トンもの大きな水槽に移し、ふ化させます。始めはお腹に栄養を蓄えた袋を持っており、その栄養で育ちます。その袋が小さくなり最初は閉じていた仔魚の口が開き自分で餌を食べ始めるようになったら、ワムシを与えて育てます。ワムシをたくさん食べて全長5~12mmほどの大きさになると、餌はワムシから配合飼料に切り替えます。

 

 こうして、7月まで栽培漁業センターで育てられたマダイの稚魚は、県内各地にある中間育成施設に出荷され、8月末まで中間育成され、放流が行われます。

 

中間育成マダイ稚魚

マダイの稚魚を飼育している生け簀マダイの稚魚(体長110mm)


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(夜間・休日:隠岐支庁代表番号08512-2-9797)
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