平成22年8月5日、漁業協同組合JFしまね西郷支所女性部の皆さんが『「ふるさと島根」子ども交流の旅事業in隠岐』の参加者である、松江・出雲・浜田・益田・隠岐の５地区から集まった小学生とその保護者約100名を対象にイカの一夜干しづくりを指導しました。

　当日は、隠岐で水揚げされた白いか（ケンサキイカ）を使いました。１テーブルに1人ずつ女性部員が張り付き指導にあたりました。

イカを開いて、内臓などを取り除き

　皮をむいてきれいに洗い

串を打って干していきました。

　初めてイカをさばくという子どもが多かったようで、皆さん最初はおっかなびっくりでしたが、女性部や周りの大人たちのサポートもあり、皆とても上手に処理できていました。

　参加者の皆様には、さばいて干し台にセットするところまでを体験していただきました。

　その後、乾燥機での乾燥・真空パック詰めの工程は女性部で行い、翌日帰りの高速船乗り場で完成品をお渡ししたそうです。

　きっと自分たちで作った干物は格別の味がすることでしょう。

　「ふるさと島根」子ども交流の旅事業は、自らの生活圏域を超えて地域を知る機会の少ない児童が県内各地域に集まり、それぞれの地域の自然、歴史、文化を学び、交流することを通して、参加した児童に「ふるさと島根」を愛する心や豊かな心を育成することを目的に、島根県教育庁社会教育課主催で行っている事業です。

　このたびの体験が島根を、隠岐を好きになるひとつのきっかけになればうれしく思います。