スミパインマイクロカプセル剤について
マイクロカプセル(Micro-capsule、略称MC)とは
カプセル剤とは、薬剤等の製剤方法の一種であって、目的とする薬剤が、通常の状態では直接外部に作用しないよう、ある種の膜物質等で包み込んだものをいう。
MC化した農薬の特徴
(1)薬剤の徐放化(2)毒性の軽減(3)薬剤の安定化など
スミパインMC剤について
スミチオンのマツノマダラカミキリに対する松枝上での残効期間を長くして、空中散布における現行の2回散布を1回散布とすることおよび自動車塗装に対する変色軽減を目的として開発されたもので、膜物質はポリウレタン、平均粒径は20ミクロンである。
1.有効成分
農薬の種類 |
MEPマイクロカプセル剤 |
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名称 |
スミパインMC |
有効成分の種類 |
0,0ージエチルー0ー(3-メチルー4ーニトロフェニル)チオホスフェート |
有効成分含有率 |
23.5% |
一般名 |
フェニトロチオン |
農薬の種類 |
MEP |
人畜毒性 |
普通物 (毒物・劇物に該当しない農薬を指して言う通称) |
魚毒性 |
B類相当 |
2.使用薬剤量、希釈率および散布量(一般散布の場合:ha当たり)
農薬の種類 |
MEPマイクロカプセル剤 |
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使用薬剤量 |
12リットル |
希釈倍率 |
2.5倍 |
散布量 |
30リットル |
3.薬剤投下量
農薬の種類 |
MEPマイクロカプセル剤 |
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ha当たりのMEP投下量 |
3.03kg |
4.マツノマダラカミキリに対する残効期間
農薬の種類 |
MEPマイクロカプセル剤 |
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残効期間 |
8〜10週間程度 |
参考資料:「スミパイン乳剤およびスミパインMCに関する技術レポート(普及第4版、平成21年3月)」(スミパイン技術レポート編集委員会)
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