雲南市から飯南町にかけて整備した飯石ふれあい農道のうち、雲南市掛合町松笠にある池月トンネル（平成７年供用）及び同町穴見～入間にある平成トンネル（平成１１年供用）は、

供用後２０年以上経過し照明施設や防災施設が老朽化しており、照明灯の落下の恐れや非常電話機の故障、防災設備が誤作動を起こすなど道路交通上並びに安全管理上大きな問題を抱えていました。

このことから、令和４年度より両トンネルの照明施設・防災施設の更新工事を行っていましたが、令和６年９月にすべての工事が完成しました。

事業実施区域：雲南市掛合町松笠外

事業内容：トンネル照明設備・防災設備更新２箇所

池月トンネル照明灯工事前・工事後

池月トンネル警報表示板工事前・工事後

平成トンネル非常電話機工事前・工事後

平成トンネル坑内工事前・工事後

照明設備の方式設定にあたり、従来型（オレンジ色の低圧ナトリウムランプ）より設置費用は割高であるが、従来型より耐用年数が長く電気代も安価なLED照明が

設置後の補修費及び電気代を含めたトータルでのコスト比較により経済性に優れているものとして決定しました。

トンネルを含む農道全体の通行の安全性確保と、万一の事故発生時の速やかな対応が可能となります。