第11回雲南酒米生産者振興大会が開催されました!
1月18日、松江市玉湯町にて雲南稲作推進協議会酒米生産部会主催による第11回雲南酒米生産者振興大会が盛大に開催されました。生産者や関係機関合わせて約110名が出席しました。
本大会は県内で酒米生産の8割を占める雲南圏域(雲南市、奥出雲町、飯南町)において、酒米の高品質・安定生産に向けて、生産から販売までの情報共有や良質な酒米生産に対する意識向上を図ることを目的に毎年開催されています。
大会の中で、美肌県としてPR活動を行っている島根県の観光資源としての日本酒の消費拡大、また昨年品種登録出願公表された島根県育成品種「縁の舞」に対する関係機関から期待の声が多く聞かれました。また、本年の大会には丸山県知事も出席され、講演の中で島根県産の酒米を使用した日本酒を若者に飲んでもらえるように、日本酒の美肌効果を売り出したいと話されました。
本年度は穂づくり・米の稔りの重要な時期に高温や大幅な日照不足といった気象の影響を大きく受け、元年産の酒米は過去5年平均と比較して収量がやや少なく、品質低下しました。こうした状況から、島根県農業技術センター栽培研究部作物科の田中副科長を講師に迎え次年度に向けて気象に打ち勝つ栽培を目指して、土づくりや水管理など基本となるポイントについて参加者全員で理解を深めました。
大会宣言では、生産に関して年々変化する気象状況に対応するため、土づくりや水管理などの基本技術を再度徹底すること、販売面では生産者全員が需要に応じた生産に努めること、生産者自らが日本酒のPRを行い日本酒の消費拡大に努めることを確認しました。
農業普及部では、「縁の舞」の現地栽培試験や研修会などを通じて、雲南圏域の酒米の高品質・安定生産に向けて支援していきます。
【丸山県知事講演の様子】
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