飯南町夏季ニューファーマー研修会を開催
8月9日、県中山間地域研究センターを会場に、飯南町ニューファーマー研修会を開催しました。
はじめに、鹿児島県錦江町から春~夏に飯南町で農業を営んでいる遊喜光範氏の露地ほ場を見学後、「出口を意識したものづくり~飯南町の特徴を活かして~」と題し、事例報告をいただきました。遊喜氏は昨年5月から鹿児島県と飯南町を行き来しながら、インゲンやスナップエンドウを中心に少量多品目の野菜を栽培されています。計画的な作付け、高い技術力に基づいた適正管理、良いものをできるだけ長期間出荷しバイヤーとの信頼関係を築くこと、積極的な情報収集により有利販売につなげていくことの重要性などについてのお話や農業に対する姿勢は大変参考になる点が多く、新規就農者へは「大いに夢を語ってほしい!」と熱いエールをいただきました。遊喜さんには、飯南町農業を支える若い農業者のお手本として、今後もご助言をお願いしたいと思っています。
続いて、大田市三瓶町で農業関連のコーディネート活動や、島根の味を全国へ発信する「極食べる通信」の編集長をなさっている中尾商会の中尾祥子氏を講師に「食と農をつなぐ~いいものはいいひとがつくっている~」と題し、お話いただきました。「モノ」だけではなく「ヒトの話」「背景を知って食べる」「レシピ」などに消費者は強く関心を持っていることなど消費者から求められる情報等について紹介いただきました。
研修会終了後は交流会を開催し、終始賑やかに情報交換が行われ、参加者同士の交流を深めるよい機会になったと思われます。
今後も普及部では、若手農業者の技術・経営管理能力の向上につながるよう、研修や交流の場の提供、有利販売につながるような情報の提供等に努めていきたいと考えています。
【圃場視察で説明する遊喜氏】
【研修会場の様子】
【中尾氏の講演】
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