出雲市内の海岸林は、松くい虫被害によりクロマツが減少し、防風、飛砂防止などの機能低下がみられることから島根県では、平成２４年度から「新たな農林水産業・農山漁村活性化計画」において「出雲の砂丘海岸林再生プロジェクト」を設定し、地元活動団体と関係機関が連携した砂丘海岸林の維持管理の仕組みづくりに取り組んでいます。

　現在、浜山、大山、外園の３地区で取り組みを進めていますが、このたび外園地区において、今年度最後の植栽活動が島根県の「みーもの森づくり事業」を活用して行われました。

　また、今回は各地で海岸林の再生活動に取り組んでいる全国組織「白砂青松再生の会」の第10回記念大会が出雲市で開催されており、その一環として再生の会のメンバーも参加されました。

○日時：平成２８年３月１９日（土）１０：１０から１０：５０

○場所：出雲市外園町内の海岸林

○主催：外園海岸整備推進協議会

○内容：松くい虫被害跡地へ抵抗性黒松「くにびき松」２５０本を植栽

○参加者：外園海岸整備推進協議会、地域の住民及び小学生･幼稚園児とその保護者、白砂青松再生の会、出雲市、東部農林振興センターなど１１０名

○作業の状況

・地域の住民や地元の小学生･幼稚園児とその保護者など幅広い参加者がありました。
・前日からの雨があがり天気が回復した中、植え方の指導を受けたのち、参加者の皆さんは熱心に作業され1時間程で植栽を終えることができました。

・外園海岸整備推進協議会では、今回の植栽地を含めこれまでに3箇所の植栽を行っています。今後これらの植栽地を適正に管理するとともに、引き続き地区の森林再生に取り組んでいくこととしています。

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