出雲市内の海岸林は、松くい虫被害によりクロマツが減少し、防風、飛砂防止などの機能低下がみられます。

　このため県では、平成２４年度から「新たな農林水産業・農山漁村活性化計画」において「出雲の砂丘海岸林再生プロジェクト」を設定し、地元活動団体と関係機関が連携した砂丘海岸林の維持管理の仕組みづくりに取り組んでいます。

　今後の保全活動の適切な実施に向け、今年度２回目の推進会議を9月17日(木)に出雲合同庁舎で開催しました。

　会議には活動を行っている「浜山を守る会」「大山地区の緑を守る会」及び「外園海岸整備推進協議会」の三団体のほか、出雲市、中山間地域研究センター及び東部農林振興センター担当者が出席し、今年度上期の活動状況を総括するとともに後期の活動計画について協議、情報交換を行いました。上期は下刈り作業などを中心に概ね計画どおりに実施されました。また、下期の植栽作業等の実施に当たっては、地域住民や地元の小中学生の参加も働きかけていくこととしました。

　また、今年度が本プロジェクトの最終年であることから来年度以降のあり方についても協議を行い、今後新たな仕組みを検討し団体共通の課題解決に向け、引き続き取り組んでいくことを確認しました。