出雲市内の海岸林は、松くい虫被害によりクロマツが減少し、防風、飛砂防止などの機能低下がみられることから島根県では、平成２４年度から「新たな農林水産業・農山漁村活性化計画」において「出雲の砂丘海岸林再生プロジェクト」を設定し、地元活動団体と関係機関が連携した砂丘海岸林の維持管理の仕組みづくりに取り組んでいます。

　現在、浜山、大山、外園の３地区で取り組みを進めていますが、このたび大山地区において、今年度の植栽活動が行われました。

　なお、今回の植栽活動には島根県立農林大学校林業科の１年生も実習の一環として参加しました。

○日時：平成２８年２月２１日（日）９：００から１０：３０

○場所：出雲市湖陵町差海地内大山共有林

○主催：大山地区の緑を守る会

○内容：松くい虫被害跡地へ抵抗性クロマツ６６０本を植栽

○参加者：大山地区の緑を守る会ほか、KBツヅキ株式会社出雲工場、出雲市、出雲地区森林組合、島根県（林業課、農林大学校、東部農林振興センター）総勢３９名（うち子供３名）

○作業の状況

・地元企業やご家族連れ、農林大学校などから幅広い参加者がありました。
・冷たい強風が吹きつける中、参加者の皆さんが熱心に作業され1時間程で植栽を終えることができました。
・大山地区の緑を守る会では、今回の植栽地を含めこれまでに1.27haの植栽を行っています。今後これらの植栽地を適正に管理するとともに、引き続き地区の森林再生に取り組んでいくこととしています。

○実施状況はこちら⇒実施状況