隠岐の農村整備
1.農業農村整備とは?
生産性を向上するための水田や畑の整備、そこで必要な農業用水を確保するためのダムや堰、用排水路の整備、
農産物などの輸送を改善するための農道の整備、農村の環境整備などの事業の総称です。
2.農業農村の役割(多面的機能)
農業・農村が果たす役割は、米や野菜などの生産の場だけではありません。教育教養の場、憩いの場など、多様な側面を持っています。
例えば水田は稲作を行うだけではなく、整備の行き届いた姿は美しい農村の景観そのものであり、また豊かな自然は多様な生き物を育んでいます。
3.隠岐での主な取り組み
〇農村地域防災減災事業(ため池整備)
耐震性や豪雨時の排水性能が劣っている老朽化したため池の改修を行って、決壊等の災害を未然に防ぎます。
☆島後地区:堤体の補強や排水施設の改修などを行いました。
![]() |
![]() |
---|---|
整備前 | 整備後(H30.6) |
![]() |
![]() |
---|---|
整備前 | 整備後(R2.12) |
〇農村地域防災減災事業(地すべり対策)
過去に地すべりが起きたり、現在でも起きるおそれがある区域に対して、地すべりを防止する対策工事を行います。
☆隠岐第二期地区:集水井から水抜ボーリング孔を水平方向に掘削し、地下水を低下させて地すべりを抑制させます。
|
|
---|---|
地すべり現象により路面に段差が確認 | 約20cmの段差 |
![]() |
![]() |
整備後(集水井外観R6.2) | 集水井内部(地下水の排出状況) |
〇水利施設等保全高度化事業:農業用用排水施設の整備を行います。
☆都万地区:農業用排水機の更新および排水路の水門を改修し、冠水被害の防止や維持管理の省力化を図りました。
![]() |
![]() |
---|---|
更新前 | 更新後(R2.6) |
![]() |
![]() |
---|---|
改修前 | 改修後(R2.12) |
〇ふるさと農道整備事業:農道の整備や保全対策を行います。
☆西郷地区:昭和52年完成した農道橋の橋台耐震補強を行いました。
![]() |
![]() |
---|---|
中路式ローゼ橋(全景) | 橋長L=271m幅員W=6.9(6.0)m |
![]() |
![]() |
整備中 |
整備後(R3.12) |
☆中牧地区:知夫村内の牧野へのアクセス道路を整備しました。
本農道は令和5年度に全線開通しました。
|
|
---|---|
整備後(起点部全景)(R6.5) | 整備後(起点部入口のテキサスゲート) |
注)テキサスゲート:放牧牛が牧野外に出ないように設置した侵入防止ゲート
お問い合わせ先
隠岐支庁県土整備局
隠岐支庁県土整備局 08512-2-9724 (夜間・休日:隠岐支庁代表番号08512-2-9797) (道と川の相談ダイヤル) 島後地区08512-2-9737 島前地区08514-7-9111