校長あいさつ(農業科)
ようこそ!島根県立農林大学校のホームページへの訪問ありがとうございます。
島根県は農地の約8割が中山間地域に位置し、一部の平場地帯を除き、条件不利なほ場も多い状況です。また、農業就業人口の平均年齢は70.6歳と全国一高齢化が進んでいます。そのため、自営就農者や中山間地域で必要とされる多様な担い手の確保・育成が急務となっています。
本校は昭和10年に三瓶農民道場、島根県森林道場として設立され、時代に合わせて改称や研修内容の新設を繰り返し、昭和54年に島根県立農業大学校、平成24年に農林大学校と現在の姿となりました。また、自営就農者の育成に重点を置いており、令和2年度には社会人経験等のある方を対象とした短期養成コースを、令和3年度には卒業後に自営就農を目指す学生を対象とした自営就農コースを新設し、多様な学び方を提供できる環境を整えて参りました。
本校では、午前中は座学で基礎から専門的な内容まで知識を習得し、午後は専攻毎に実習を行い、座学で得られた知識を基に作付け(交配)から出荷まで学生が主体的に担う実践的な学習を重視しています。また、個人の希望に合わせて、就農等に必要な様々な資格の取得を支援しています。
さらに、卒業後の就農・就職を見据えて、市町村やJA、県普及機関を集めて在学中から将来の就農をバックアップする就農ガイダンスを実施しているほか、インターンシップ(先進農業者等体験学習)を通じて自身のビジョンを明確にすることで、学生が希望する就農・就職を支援しています。令和4年度の卒業生は、自営就農17名、雇用就農19名(うち14名は将来的に自営就農を目指す)で、学生の84%が就農しています。
生活面では、農業科学生専用の学生寮(男子寮および女子寮:全室個室)があり、各部屋には机・椅子、ベッド、収納等を備えているほか、校舎・専攻・寮内すべてでWifi環境が整っています。また、食堂を併設しており、1日3食、栄養士によって計算された健康的な食事を摂ることもできます。
島根県立農林大学校農業科は、将来の島根の農業をリードしていく皆さんを心から歓迎します。
島根県立農林大学校長角森章子
お問い合わせ先
農林大学校
【大田本校】〒699-2211 島根県大田市波根町970-1 (TEL)0854-85-7011 (FAX)0854-85-7113 【林 業 科】〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207 (TEL)0854-76-2100 (FAX)0854-76-2103 【E-mail】nodai@pref.shimane.lg.jp