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農水省農林水産研究成果10大トピックスにイチゴ無育苗栽培方法が選出

 農水省農林水産技術会議事務局が毎年発表する「2013年農林水産研究成果10大トピックス」に、当センターの研究成果「高設イチゴを省力化する無育苗栽培方法」が選出されました。

 「イチゴ無育苗栽培方法」の特徴は、従来、収穫が終わって廃棄していた株をそのまま残し、その株から発生したランナー子株を次作の苗として直接、培地に植付けるというものです(写真1)。この結果、慣行の育苗作業(親株管理、1次・2次育苗)を省くことで、育苗期間を1年間から3ヶ月間に大幅に短縮できます(図1)。

 現地実証試験では、育苗にかかる作業時間が半減しかつ育苗経費を約70%削減できることが分かりました。また、生産者からは「収穫開始期が1から2週間遅れるものの、省力に繋がった」との好評を得ています。

 平成25年度における県内の普及面積は約60aですが、収穫開始期を早めるために新品種「かおり野」(三重県育成品種)と組み合わせることで、平成26年度は約1haに普及拡大する見込みです。

※10大トピックス:この1年間に新聞記事となった民間、大学、公立試験研究機関及び独立行政法人研究機関の農林水産研究成果のうち、内容に優れ社会的関心が高いと考えられる成果から、農林水産技術会議と農業技術クラブ(農業関係専門紙・誌など29社が加盟)によって選出されるもの。1994年から毎年選定・発表されています。

無育苗栽培の様子

 写真1植え付け時の様子

通常の育苗とランナー受け育苗体系の比較

印刷用ページ:PDFファイル(590KB)

問い合せ先:栽培研究部野菜科(担当:金森健一・石津文人)TEL0853-22-6993

E_mail:nougi@pref.shimane.lg.jp


お問い合わせ先

農業技術センター

島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
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