露地栽培に向くニラの品種比較を行っています
露地ニラ栽培において、高単価が期待される需要期の10ー11月に定植1年目から収穫可能な品種として、「グリーンロード」が有望であることが分かりました。
露地ニラ栽培は、軽量軽作業で生産者ニーズに合った品目であることから、女性や高齢者の間で栽培が拡大しています。しかし、通常、植え付け1年目は株養成を行い、定植2年目の4ー6月から収穫となるため単価安が課題となっており、現場からは高単価となる需要期の10月、11月に定植1年目から収穫できる作型の確立が望まれています。
そこで、市販品種の中から生育旺盛な品種を選んで調査した結果、「グリーンロード」が生育旺盛でかつ出荷規格(葉長40cm)を十分に満たしたことから、定植1年目から出荷可能であることが分かりました。
今後、最適播種期及び定植2年目以降の収量、抽台等を調査する予定です。
グリーンロード(GR)
スーパーグリーンベルト(SGV)
パワフルグリーンベルト(PGV)
写真1定植1年目の生育量
()内は品種の略称(以下、同様)
図1定植1年目の葉重と葉長
<耕種概要>
播種日:平成24年4月11日
育苗:セルトレイ育苗(200穴)
1穴3から4粒播種
定植日:平成24年6月11日
栽植株数:6.6株/平方メートル(1株3本立ち)
写真撮影日:平成24年11月2日
生育調査日:平成24年11月9日
※本課題はJA島根おおちからの要望を基に
実施しました。
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問い合せ先:栽培研究部野菜科(担当:金森健一・石津文人)TEL0853-22-6993
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