うね内施肥によるキャベツの施肥量削減
冬キャベツの栽培において、肥効調節型肥料を全量基肥としてうね内施肥すると、追肥作業を省略でき、窒素施肥量を約3割削減しても慣行と同等の収量が得られました。
キャベツの主産地である中海干拓地(中海干拓営農部ほ場)において冬キャベツ(品種:松波、夢舞台)を用いて「うね内施肥」と「肥効調節型肥料」を組み合わせた環境にやさしい施肥法の現地試験を行いました。
うね内施肥には、うね立て同時条施肥機(試作機)を使用しました。肥料中の窒素は速効性が50%、50日タイプが15%、70日タイプが35%配合されたものを全量基肥として施用し、追肥は行いませんでした。
うね立て同時条施肥機は、畝を立てながら表面から10cmの深さに肥料をスジ状に施用する装置で、慣行の全面施肥に比べ根の近くに肥料があるため吸収されやすく、流亡も少なくなります。
その結果、両品種とも施肥成分量を慣行に比べ、窒素で3割、リン酸で5割、加里で6割削減しても、収量は慣行とほぼ同じになりました。
問い合わせ先:資源環境研究部土壌環境G(担当:大倉角栄)TEL0853−22−6984
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