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ブドウの簡単な接ぎ木育苗法の開発

研究トピック「ときめき353号」2007年5月15日発刊

 パラフィルムとロックウールを用いて、簡単にブドウの良質接ぎ木苗を自家生産する方法を開発しました。

 

 一般に、ブドウの苗木生産は、休眠枝を用いた接ぎ挿し木育苗法が行われていますが、電熱温床の準備など多くの作業があり個人で行うには難しい技術です。そこで、良質苗を誰でも簡単に自家生産する方法としてパラフィルムとロックウールを用いた簡易な育苗法を開発しました。
接ぎ木の手順は、以下の方法で行います。
1)台木と穂木は、切り込みを入れて接ぎ合わせ、パラフィルムを用いて台木・穂木ともしっかり巻く(図1、2、3)。次に、十分に吸水させた7.5cm角のロックウールに挿し木する(図4)。
2)ロックウールに挿した苗は、1cm程度の水をためた水槽に入れて、水が無くならないように管理し、新根が出てきたら本圃や苗木圃場に定植する(図5)。

 

手順1

 

 

手順2

 

 

 この技術のポイントは、パラフィルムとロックウールを用いる点です。パラフィルムは、台木と穂木の乾燥を防止し、接ぎ木の活着率を向上させる効果があります(図6)。また、ロックウールは発根した苗木の定植後の植え傷みを防止するのに有効です。

 

問い合せ先:技術普及部果樹技術普及グループ(担当:山本孝司)
TEL0853−22−6698E_mail:nougi@pref.shimane.lg.jp

 

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島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
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