アントシアニンを多く含むソバスプラウトの製造方法
農業技術トピック「ときめき349号」2006.12.26発刊
ソバスプラウトのアントシアニンを効率的に生成させるためには、300nm以下の波長を含まない紫外線(UV)B領域の光を照射することが有効です。
ソバスプラウトは、目の疲労回復に効果のある抗酸化物質「アントシアニン」を多く含むため注目されています。しかし、自然光を用いた通常の栽培方法では、天候や季節によってアントシアニン含量が大きく変動するため、安定した機能性を有するソバスプラウトを製造するのは困難でした。
そこで、光照射技術を用いてアントシアニン含量を増加させるソバスプラウトの製造法について検討しました。
その結果、暗黒下で1週間程度栽培したソバスプラウトに、300nm以下の波長を含まないUVB領域の紫外線を照射することで、アントシアニンを多く作らせることができました(図1、図2)。
この光照射技術を用いることにより、アントシアニン含量の高いソバスプラウトの安定供給が可能となり、高機能ソバスプラウトとして有利販売に繋がると期待しています。なお、この栽培方法は、島根県と松下電工株式会社で特許出願中です。
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