○作物名:トマト、ナス
○病害名:黄化えそ病
○概要
このウイルスによる病気を2001年、瑞穂町、弥栄村、金城町のトマト、ナスで初めて確認しました。本県ではダリアで1990年に確認されて以来の発生です。本病の特徴としては、次のとおりです。
1)葉、茎、果実にえそを生じ、生育は抑制され収量が激減する。
2)アザミウマ類(特にミカンキイロアザミウマ)によって伝搬する。
3)発生植物は650種以上(トマト、ナス、キク、ダリア、ソラマメ、アズキ、ホウレンソウ、トルコギキョウなど)に発生する。
トマトにおける黄化えそ病の症状
各種作物における症状(左:ナス、右:テンジンギク)
各種作物における症状(ユウギリソウ)
○防除方法
病原ウイルスを直接防除する薬剤はなく、次の方法で防除します。
1)無病苗を確保し、発病株は除去します。
2)施設には防虫ネット、光反射シートを張ります。
3)圃場周囲の除草します。
4)アザミウマ類に対する薬剤防除をします。
○外部リンク日本植物病名データベース
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