本県で確認されているウイルス性病害には、えそ斑点病、粗皮病がある。

○ウイルス性病害
１．えそ斑点病

　葉にのみ黒褐色の病斑が多数現れ、1〜3ｍｍの多角形の病斑となる。二十世紀、新高になどに発生。幸水、豊水などでは感染するが病徴が現れない。接ぎ木伝染する。

○ウイルス性病害
２．粗皮病
新梢に発生する。1ｍｍ程度の発疹状に枝が盛り上がり、徐々に拡大し亀裂を生じ、やがて粗皮症状になる。接ぎ木伝染する。

○汚損果
現地より汚損果の持ち込みがあるが、原因について不明の場合が多い。右の写真については岡山県で発生したHyalodendronsp.による汚損果に似ている。