カキサビダニAceriadiospyriKEIFER
○被害の特徴
葉と果実に寄生して葉ではえ死斑点を生じ、果実では果面が汚れます。果実の症状は7〜8月に顕在化し、最初は黒色をしているが果実の肥大にともなってコルク化し、茶褐色のさび症状を呈してきます。
その形状は、帯状、線状、斑点など変化が大きく、主にへたの近くや側溝の部分に発生します。
○発生生態と形態
平成10年に平田市の‘伊豆’で発生が見られました。カキサビダニは芽内で越冬し、展葉にともなって葉(特に葉裏)に移動します。開花後は速やかに果実に移動し、主に果実とへたの間に集まり幼果の時期から加害します。
形態はウジ虫の形をしており、成虫の体長は約0.15mmで、体色は淡黄白色をしています。極めて微細なため肉眼での観察は困難です。
○防除対策
カキサビダニは微細なため発見しにくいことや、被害が現れてからでは防除適期を失うので、前年、被害が発生した園では防除を行います。
カキサビダニ成幼虫の寄生状況 | 被害痕(西条) |
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