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○作物名:ホウレンソウ

○病害名:萎凋病、株腐病

 

○概要

 ホウレンソウの連作ほ場で広く発生がみられる土壌伝染性の病害である。

 

○病徴と診断

 萎凋病;下葉からしだいに黄化萎凋する。根が黒褐変し、道管部も褐変する。

 株腐病;下葉から黄化し、主根の地際部が褐変してくびれる。根ばりは悪く、主根は黒褐色に腐敗する。

 

○発生生態

 立枯病;おもに厚壁胞子で土壌中で生存し、伝搬する。種子伝染の可能性も考えられる。

 株腐病;ホウレンソウのほか、多くの作物を侵す多犯性菌である。被害部とともに土中で菌糸、または菌核で越年生存する。

 

 萎凋病1萎凋病2

 萎凋病の被害維管束部の褐変(萎凋病、根を縦に切断した所)

 

 株腐病株腐病2

 株腐病の被害根の胚軸部のくびれと褐変(株腐病)

 

○外部リン日本植物病名データベース

 


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