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○作物名:ハマボウフウ

○病害虫:白絹病

 

○概要

 刺身のつま等に使われるハマボウフウは、本来砂浜に自生する日本原産のセリ科の多年草であるが、県内の松江市八束町においては圃場で栽培されている。そのハマボウフウの軟化床で本病の発生は確認された。

 

○病徴と診断

 地際部付近の葉柄や根茎が腐敗し、地上部が萎凋する。罹病部および周辺の土壌には、白色菌糸を密生し、その後、茶褐色アワ粒大の菌核を多数形成する。

 

図1地際部の腐敗と菌核

 

 

 

 

 

 

地際部の腐敗と菌核の形成

 

○発生生態

 菌核が被害組織、土壌などに混じって伝染源となる。菌核は土壌中で、適度な温湿度にあうと菌糸をだしてハマボウフウを侵す。

○防除方法

 1.発病株は抜き取って、土中深く(1m以上)に埋めるか集めて焼却する。

 2.夏季に太陽熱利用による土壌消毒を行う。

図2根茎の腐敗とその表面を覆った白色菌糸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

根茎の腐敗とその表面を覆った白色菌糸

 

 

外部リンク日本植物病名データベース


お問い合わせ先

農業技術センター

島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
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