肉用牛生産技術科
【研究課題】「和牛子牛の増産対策技術の開発」
・和牛の受精卵移植における産子の増産のため、受精卵移植での「実施率」と「受胎率」の両方が向上するレシピエント処理プログラムの確立を目指した試験を行います。
【研究課題】「購買者(肥育農家)が求める商品が揃う子牛市場の実現」
(1)発育と適正栄養状態を両立する離乳後の飼料給与体系の確立
・育成期の発育と栄養状態に適した飼料給与体系を構築するため、粗濃比の違いによる子牛の発育への影響を調査しています。
(2)発育状況に合わせた飼料給与を行うための非接触で体重の推定が可能な技術の開発
・非接触で体重推定が可能なアプリの提供を目指して、開発を進めています。
子牛の発育調査の様子
画像データ蓄積作業の様子
【研究課題】「種雄牛作出効率化技術の開発」
・効率的な種雄牛造成のため、受精卵段階で産肉能力等を評価する技術を開発しています。
【研究課題】「新たなPR指標”小ザシ”による”しまね和牛”ブランド確立のための評価基準と能力評価手法の確立」
・”小ザシ”の評価手法の確立、美味しさ評価指標の適正基準の設定及び”小ザシ”の遺伝的評価体制の確立を目指します。
【展開事業】
(1)後代検定による種雄牛の産肉能力の評価
・種雄牛の産肉能力を検定しています。1年間に4党の種雄牛の検定結果が判明します。
後代検定牛の様子
(2)受精卵の供給、農家委託型採卵の実施
・優良な遺伝能力を有する肉用牛及び乳用牛から受精卵を採取するとともにその利用を促進して、牛群の改良を図ることにより、畜産農家の経営安定に資することを目的として、県有受精卵の供給や農家委託型採卵を行っています。
1)当センター繋養のドナー牛から採取した受精卵(県有受精卵)は、県内の各地区受精卵移植協議会等へ有償で供給しています。
2)県内の各地区受精卵移植協議会等との委託契約により、体内受精卵の採取(農家委託型採卵)を行っています。
受精卵の採取の様子
採取受精卵の検査の様子
お問い合わせ先
畜産技術センター