コブハクチョウについて
生息地
ヨーロッパ中部から北部、中央アジア等の湖・沼・河川を主な生息地としているが、姿の優雅さからアメリカ・南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランド等に移入されている。
日本では、海外から移入されてきたものが野生化してしまい、北海道、関東地方から中国地方で生息が確認されている。
島根県でも、同様に野生化してしまったものが、東部を中心に確認されている。
生態
体長:140から158cm程度
翼開長:200から240cm程度
くちばしはオレンジ色をしており、上部付け根部分に黒い突起物(こぶ)があるのが最大の特徴。全身は白い羽毛。
産卵期は4から5月で、1回に4から7個の卵を産む。
他種への威嚇・攻撃行動が激しいため、水鳥の営巣を阻害することや、他のハクチョウ類を追い払う行動が観察されており、在来生物への悪影響が懸念されている。
また、レンコンなどの作物への被害が発生している地域もある。
対策
野生化した個体への餌付け行為は行わないようにして下さい。その地域に居ついてしまったり、また数が増えすぎたりすることによって、農作物被害を助長する恐れがあります。
なお、コブハクチョウ等の外来生物は、保護の対象としておりませんので、ご了承ください。
見分け方
お問い合わせ先
農山漁村振興課鳥獣対策室
島根県 農林水産部 農山漁村振興課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 ・鳥獣対策室(野生鳥獣の保護管理・農林作物などへの被害防止対策、狩猟など) TEL:0852-22-5160 FAX:0852-22-5914 E-mail(鳥獣対策室):choju@pref.shimane.lg.jp