受入事業者インタビュー
和裁 武田和裁教室(武田トシ子さん)
和裁職人として喜びや楽しさを感じるときは何ですか。
これまで何度も着物を仕上げてきましたが、やっぱりお客様から「着やすい」と言われた時は本当にうれしい気持ちになりますね。
反物に織り込まれている模様などが一番きれいに見える位置はどこかな?などと考えながら縫い上げていく作業は、本当に楽しくて仕方ありませんよ。
未経験の方でも大丈夫ですか。
手先の器用な方、不器用な方がいらっしゃるかと思いますが、意欲次第だと思います。
商売をする上では、納期があるので作業スピードが求められることはありますが、まず体験を希望される方は、着実に丁寧に縫い上げることが大切です。
ゆっくり焦らず、確実に和裁の技術・知識を身に着けていけば大丈夫ですよ。
最後に体験希望者へメッセージをお願いします。
民族衣装の中でも、世界に誇れる日本の着物ですが、職人は年々減少している状況です。
受入事業者として手をあげたのも、これまで受け継がれてきた和裁技術を受け継ぐ後継者を少しでも増やさなければ、この職人技が途絶えてしまうと思ったからです。
世界に誇れる日本の着物を一緒に縫い上げていきましょう。
宮大工 森下コンストラクター(森下和也さん)
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体験者を受け入れされたのはどうしてですか。
宮大工の後継者を育成したいと考えたからです。
私の父も宮大工職人でしたが、父は後継者の育成にとても力を入れていました。
私も現代の名工でもあった父親にこれまで教わった技術や知識を、できるだけ後世に残していきたいと考えたからです。
体験を希望される方にメッセージをお願いします
大工はハードルが高いと思われる方も多いと思いますし、実際、宮大工という仕事は、最終的なハードルは高い部分もあると思います。
けれど、体験なのだからまずはやってみて欲しいです。「最初から、宮大工になるぞ!」ではなくて、気を楽にしてちょっとやってみようかなって感じで入ってきてもらいたい。
こうじゃないといけない!とかじゃなくて、もっと柔軟な気持ちで大丈夫。
『だから、まずやってみたらいい。で、これならやってもいいかな?と思えば、本気で宮大工職人を目指しましょう!』
組子細工舟木木工所(舟木清さん)
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未経験の方でも大丈夫ですか。
もちろんです。毎日、同じ作業を繰り返すことで、スピードの違いがあるにしても、技術は身についていきます。
ただし、組子の世界は、手作業による緻密な作業が求められ「どういう組み方をすればきれいな文様がでるだろうか」など考えさせられることが沢山あります。
そうした時は、「よし!今度は、こういうやり方でやってみたらいいんじゃないか。」と強い探究心が必要となると思います。
体験を希望される方へメッセージをお願いします
日本伝統の古くから受け継がれている職人技が、このままでは途絶えてしまうのではないかと危機感を感じています。
この職人体験事業の受入事業者として参加させてもらい、私自身、この失われつつある職人技を後世に受け継いでいかなければならないという使命感を持って育成にあたっています。
職人技は、毎日、毎日同じ事を繰り返しで少しずつ醸成されていきます。体験を希望される方は、作業を楽しみながら、更に強い探究心を持って取り組んでいただきたいと思います。
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お問い合わせ先
雇用政策課
〒690-8501 松江市殿町1番地 島根県商工労働部雇用政策課 電話 0852-22-5297 FAX 0852-22-6150 koyo-seisaku@pref.shimane.lg.jp