令和元年度雲南市立大東小学校
大東小学校の4年生の児童が、しまね環境アドバイザーの授業、尾原ダム(雲南市大東町)の見学を行いました。
6月24日(月)しまね環境アドバイザーの授業
大東小学校の前を流れる”赤川(あかがわ)”には、ホタルが生息しており、大東小学校では、年間をとおして、ほたるの生態や保全等について学んでいます。
岩崎先生が、「皆さん、このホタルを知っていますか?」と言ってホタルの写真をスクリーンに映します。児童は、すぐに「ゲンジボタルです!」と回答しました。
ここで突然、岩崎先生からホタルクイズ!
A1児童:「水コケです!!」
A2児童:「カワニナです!!」
2問とも即答した児童たち。児童にとってホタルは、とても身近な生きものなんですね。
ちなみに、成虫になったホタルは、水しか飲みません。
光るしくみはとても複雑。体の中にある発光細胞の中のいろいろな物質が酸化反応をおこして光を出しています。
国内には、約54種類のホタルが生息していると言われています。54種類全てが発光するわけではなく、そのうち発光するホタルは15種類程度。
また、陸で暮らすホタルが多く、水中で暮らすホタルは、国内では3種類(ゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタル)だけです。
- 5月末頃から7月まで見られるが、6月末頃が一番多い。
- 時間は日没から見られる(午後8時半から午後10時頃が一番多い)
- 風が強くなく、暖かい湿気のある夜に多く飛ぶ。
- 飛んでいるのはほとんどオスで、メスは草に止まって弱く光っている。
- ゲンジボタルは集団発光する。
ホタルの標本を見る児童
まとめ
☆児童の質問☆
Q1なぜ、オスよりメスのホタルが大きいのですか。
A1メスは産卵するためと考えられています。
Q2島根県には何種類のホタルが生息していますか。
A2岩崎先生が知っている範囲では、9種類です。
Q3成長の段階で暮らす場所が違うのはなぜですか。
A3食べるものが違うからだと思います。
担当者のつ・ぶ・や・きPart1
児童は終始、岩崎先生の話を興味津々で聞き、たくさんメモしていた様子が印象的でした。
最後に、こっそり岩崎先生からホタルの心臓について教えていただきました。
皆さん、心臓がどこにあるか分かりますか??
答えは、14番の赤く繋がっている部分です。
10月8日(火)尾原ダムの見学
10月8日(火)、大東小学校の4年生が、雲南市のリサイクルプラザ、雲南エネルギーセンター、尾原ダムの施設を見学しました。その中から、尾原ダムの見学の様子を紹介します!
尾原ダムは、昭和54年11月に「治水に関する基本計画」を発表し、平成18年に本体工事に着手。平成24年3月31日に完成しました。
高さは90メートル。総貯水容量は、60,800千立法メートル。
今回の見学では、ダムの目的や、なぜ、この場所にダムを建設したのか等の話を聞きました。
〇尾原ダムについて
〇操作室
コンピューターでダムの管理を行っています。
〇普段見れないダムの内部へ!
〇急な階段を降りていくと・・・
〇ゲート室
ゲート室は、ダムの中にある部屋で、ダムから水を放流する設備を操作する機械を設置しています。
まとめ
尾原ダムの洪水調整のしくみ
1.洪水に備える
大雨等による洪水の起きやすい季節は、あらかじめ貯まっている水の量を少なくして、洪水を溜めるための容量を確保します。
2.下流に流れる水を減らす
大雨が降り洪水になると、ダムへ流入する洪水の一部を貯水池に溜め、流れ込む水量以下の水量を流します。
3.次の洪水に備える
大雨が止み、洪水が過ぎると、ダムへ流れ込む水量も少なくなります。
貯水池は、洪水を溜めた分だけ水が増えているので、次の洪水に備えて、下流の河川の状況を見ながら、溜めた水を流して貯水池の空き容量を確保します。
☆児童の感想☆
「ダムの秘密を知ることができてうれしかったです。」
担当者のつ・ぶ・や・きPart2
尾原ダムの見学をとても楽しみにしていた児童。ダム内部へ入った時は「わぁー!すごい!」といった声が聞こえてきました。
尾原ダムは、地盤調査等も含めると、30年以上もの年月を経て完成しました。
大きなダムを間近で見ると、驚きと感動を覚えると同時に、たくさんの人たちの協力と理解の元に建設されたのだと思いました。
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