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2004(H16)年 <  2005(H17)年 年報  > 2006(H18)年
目次I.概要II-1.発生状況の解析と評価II-2.定点把握疾患発生状況III.検査情報
インフルエンザ定点小児科定点眼科定点基幹病院定点
(1) インフルエンザ >データ表示
 2004/2005年シーズンのインフルエンザの報告数は8,983件であり比較的大きな流行となった。2005年第3週に1.0人を越え流行シーズンに入り、第5週には定点当たり10人を越えたが、その後比較的緩やかに流行が拡大し、ピークとなったのは例年より2〜3週遅い2月下旬の第9週になってからであった(定点当たり36.4人)。その後の患者数の減少も比較的緩やかであり、4月中旬の第15週には定点当り2.5人にまで減少したが、雲南圏域を中心として再び増加し、第17週に2回目のピークを観察した。患者報告はその後も続き、最終的に定点当り1人以下になったのは6月に入った第22週になってからであった。
 医療圏域別の年間の定点あたり患者数が多かったのは、雲南圏域(399.0人)、浜田圏域(271.0人)、益田圏域(264.6人)であった。雲南圏域は4月の2回目の流行により報告数が増加した。
 年齢別では、昨シーズンと同様に4歳以下の報告数が多くみられた。発生動向調査の報告数では比較的大きな流行規模であったが、集団発生届出患者数は過去2シーズン徐々に低下傾向にある。これは3シーズン連続してA香港型とB型ウイルスが混合流行したため、学童年齢の感受性が低下しているためと考えられる。また、20歳以上の成人では流行のピークが第10週にあり、流行の立ち上がりなどでも約1週の遅れがみられた。
 過去の流行をみると、A香港型とB型ウイルスの混合流行の場合には、A香港型が流行の主体となりシーズン後半にB型の流行がみられるシーズンが多い。本シーズンはB型が流行の主体となり、流行後半にA香港型が拡がった。第15週以降はB型は分離されなくなり、2回目の流行ピークはA香港型によるものであった。

インフルエンザウイルス型と報告患者数
シーズン別の流行ウイルス型その1
シーズン別の流行ウイルス型その2

インフルエンザ報告グラフ
過去5年間比較
過去10年間推移
島根県報告推移
地域別報告推移
年齢別報告推移
全国地域別報告推移

シーズン別の報告数合計:インフルエンザ
平均報告数2000/2001年2001/2002年2002/2003年2003/2004年2004/2005年2005/2006年
8,9832,3242,3729,9514,8218,98387


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