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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2021年6月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が6件(松江圏域2件、雲南圏域1件、出雲圏域2件、益田圏域1件)、 腸管出血性大腸菌感染症が5件(雲南圏域2件、大田圏域3件)、 日本紅斑熱が6件(出雲圏域3件、浜田圏域2件、益田圏域1件)、 レジオネラ症が1件(松江圏域)、 重症熱性血小板減少症候群が4件(松江圏域1件、浜田圏域1件、益田圏域2件)、 梅毒が1件(浜田圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が3件(出雲圏域2件、益田圏域1件)、 新型コロナウイルス感染症が12件(松江圏域6件、雲南圏域3件、大田圏域1件、益田圏域2件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 4月 677件、 5月 504件、 6月 577件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇感染性胃腸炎 :(13.2)。 全県的に5月より少し減少しました。 例年この時期は少ないですので、今年も例年と同じと考えられます。
〇咽頭結膜熱 :(1.5)。 5月より微増しています。 プールの時期に多くなることが過去には多くありました。 これからプールの時期ですので、注意を要します。
〇RSウイルス感染症 :(5.4)。 松江圏域から多くの患者が報告されました。 また、益田圏域からも報告があります。 患者数は週を追うごとに増加していますので、今後さらに増えると予想され、他の圏域にも拡大する可能性もあります。 昨年はコロナ自粛のためかまったく流行しなかったので、集団としての免疫が低下していると考えられるため、今年は大きな流行となることが懸念されます。 今後の動向には注意を要します。
〇マイコプラズマ肺炎 :(0.1)。 6月のマイコプラズマ肺炎の報告は1件でした。 肺炎に至るのは一部で、「カゼ」や気管支炎で治癒する場合が多い疾患のため、外来患者の中にはもう少し存在すると考えられます。
発生推移グラフ グラフ凡例
感染性胃腸炎報告推移グラフ RSウイルス感染症報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎および急性出血性結膜炎は報告がありません。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が18件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが2件および淋菌感染症が3件 の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :2件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:1件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :20件。地区別では東部2件(10%)、中部6件(30%)、西部12件(60%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が13件(65%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :2件。 〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2021年3月〜2021年6月の検出結果)
 咽頭結膜熱からアデノウイルス2型が、感染性胃腸炎からアデノウイルス6型およびノロウイルスG2が咽頭炎・扁桃炎からアデノウイルス1型、2型および5型が、肺・気管支炎からはRSウイルスが検出されています。
2021年3月から2021年6月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーARSノロ流行性耳下腺炎SFTSV 新型コロナ合計
12564G2
咽頭結膜熱 1         1
感染性胃腸炎   1  3    4
咽頭炎・扁桃炎13102  1     26
肺・気管支炎11   49     51
熱性疾患1   2      3
無菌性髄膜炎       1   1
SFTS         6 6
COVID-19          232232
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