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県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が18件[11](松江圏域7件[4]、出雲圏域6[5]件、浜田圏域2件[2]、益田圏域1件、大田圏域1件、隠岐圏域1件)、 腸管出血性大腸菌感染症(O121) が1件(出雲圏域)、E型肝炎が1件(出雲圏域)、つつが虫病が1件(雲南圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)、 梅毒が1件(出雲圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が3件(松江圏域1件、出雲圏域2件)、 百日咳が1件(松江圏域)、新型コロナウイルス感染症が24件[12](松江圏域17件[9]、出雲圏域7件[3]) 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 2月 1373件、 3月 677件、 4月 502件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ :(0.3)。 今シーズンの流行は4月中旬第16週に終息しました。 A型が主流で流行の規模は中程度、例年よりも早く始まり早く終わりました。
〇感染性胃腸炎 :(12.5)。 県内全域の患者報告数は横ばいです。 出雲圏域(26)では定点当り20人以上となり、やや流行しています。 手洗いの励行、食品の十分な加熱等に注意し、発症した場合は吐物や便を適切に処理しましょう。
〇A群溶連菌咽頭炎 :(4.1)。 県内全域の患者報告数は減少傾向です。
発生推移グラフ グラフ凡例
感染性胃腸炎報告推移グラフ A群溶連菌咽頭炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎および流行性角結膜炎の患者発生報告はありません。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が12件、性器ヘルペスウイルス感染症が5件および淋菌感染症が7件の患者発生報告があります。 尖圭コンジローマの患者発生報告はありません。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :0件。〇無菌性髄膜炎:1件。〇マイコプラズマ肺炎:4件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :16件。地区別では西部が8件(50%)、年代別では70歳以上が12件(75%)を占めています。  
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :2件。
〇薬剤耐性緑膿菌感染症 :0件。  
2.病原体検出情報(2020年3月〜2020年4月の検出結果)
 感染性胃腸炎からノロウイルスG1およびG2型が検出されています。 肺・気管支炎からヒトメタニューモウイルスが検出されています。 咽頭炎や扁桃炎からアデノウイルス1型、2型、3型、5型およびヒトメタニューモウイルスが検出されています。
2020年3月から 2020年4月までの診断名別病原体検出数
島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノヒトメタニューモノロ新型コロナ合 計
1235G1G2
感染性胃腸炎     11  2
咽頭炎131 2   7
扁桃炎1  1    2
肺・気管支炎    1    1
COVID-19       2424
その他11  3   5
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