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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2017年 第20週 (5/15〜5/21) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件[1](松江圏域)、重症熱性血小板減少症候群が1件(雲南圏 域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :県内全域(1.0)の患者報告数はほぼ横ばいです。大田圏域(3.0)、益田圏域(1.6)、松江圏域 (1.4)及び浜田圏域(1.0)で患者発生報告があります。松江・大田圏域でA型が、松江・浜田・益 田圏域でB型が検出(迅速診断)されています。うがい・手洗い・咳エチケット等、感染予防を心 掛けましょう。
○感染性胃腸炎 :県内全域(6.9)の患者報告数はやや増加しています。松江圏域(11.4)及び大田圏域(10.5)で流行 しています。出雲圏域(7.2)及び益田圏域(5.0)でやや流行しているほか、隠岐圏域を除く各圏域 で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(4.0)の患者報告数は増加傾向です。松江圏域(9.6)で警報レベル(8.0)を超える流行と なっているほか、各圏域で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.8)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いており、出雲圏域(4.6)及 び雲南圏域(3.0)で注意報レベル(3.0)以上の流行となっています。益田圏域(2.0)で警報レベル 終息基準値(2.0)以上の流行となっているほか、松江圏域(0.7)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報 告があり注意が必要です。
○咽頭結膜熱 :松江圏域(1.1)、雲南圏域(0.5)及び出雲圏域(0.2)で患者発生報告があります。
○手足口病 :出雲圏域(1.0)でやや流行しているほか、益田圏域(0.7)及び松江圏域(0.3)で患者発生報告があ ります。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(3.0)及び益田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ) :出雲圏域(2.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :益田圏域でA2009型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :出雲圏域でA群ロタウイルス、雲南圏域でノロウイルスGT型、エコーウイルス3型が検出されていま す。
○手足口病 :松江圏域でコクサッキーウイルスA群6型、出雲圏域でエコーウイルス3型が検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型、2型、5型が検出されています。
○肺・気管支炎 :上気道炎及び下気道炎の患者からライノウイルスが検出されています。また、下気道炎の患者か らヒトメタニューモウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ横這横這横這× 横這横這×
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這×
A群溶連菌咽頭炎増加増加横這 横這横這
流行性耳下腺炎増加横這増加 減少報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這 横這×報告なし×
手足口病横這横這横這 横這報告なし×
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
島根県感染症情報センター